英雄と魔女の青春方程式

作者 雨宮和希

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★★★ Excellent!!!

 英雄と聞いた時、まず真っ先に思い浮かぶのは正義のヒーローであったり、世界を救う救世主であったり。
 誰かのため、皆のために全霊を賭して、全てを救う。

 僕の中で、英雄とはそういう存在だった。
 それは魔女にしても同じだ。
 魔女は世界を不幸にする。時に世界のために。時に自分のために。



 だけど、そうじゃない。そうじゃないんだ。

 ――英雄に課せられた使命
 ――魔女にかけられた呪い

 世界を救う英雄が、どういう思いで世界を救うのか。
 世界に厄災を撒き散らす魔女が、何故そんなことをするのか。


 楽しいラブコメのはずなのに、英雄の行動が、魔女の想いが、心に刺さって敵わない。



『――英雄。あなた、前の人生で、一度でも笑ったことがあった? 愛想笑いじゃない。苦笑いでもない。あなたが護ろうとしていたような笑顔を、あなたの心が自然と生み出したことが、たったの一度でもあった?』

 魔女と英雄。本来殺し合うだけの間柄。そんな二人が交錯し、いったい何を思うのか。



 P.S.最後に一つ。魔女可愛い。すこ。