誰に聞けば良いの






彼女は最近悩んでるようだった。


いつもにこにこ、冗談の多い彼女は、寡黙で。



様子がおかしすぎる。


ただ、その場の雰囲気をしっかり読んだり、眠くなったりしたら黙り込む彼女。

だから、そんなに気になることではないのだ。


黙るからって周りの雰囲気を壊すわけでもないし、周りにとけこみながらそういうことができる彼女端本等にすごいし、好かれる理由だ、と思う。




彼女は、悩んでいる事をきづいて欲しそうな態度を見せたりはしない。


なにも考えないようなあっさりした子でもない。



気づいて欲しそうな態度をする子が好きではないのだ。

だから、何事もないように振る舞うし、たいていの人はなにも気づかない。


事故解決を、する。

でも、彼女に取ったらすごく不安で仕方ないと思う。


彼女は、彼女の周りの友達がとおった事のないような道を通ろうとしている。






「なんかあったの。」


彼女ははっとしたようにこっちをみた。


彼女は僕が苦手らしい。


何もかも見透かしたニンゲンで怖いらしい。


「なにが?」


「ん、いつもとちがうなあと。」


「別に、なんもないよ?おかしかった?」


「うん。なんかあるんなら、話聞いてあげてもいいけど?」


冗談交じりで僕が言う。

彼女はうるさ。と笑いながらコーヒーを入れ始めた。


「なんかさ、本間に、七瀬君って、こわいしきもい。」


「なんでさ。」


「なんか見透かされてる感じするもん。あと、見下されてる感?」


ちらちらコーヒーと僕を交互にみる。


「ブラックでよかったやんね?」


僕の前に、深い緑のマグカップが置かれた。


「ありがと」


「ん。」


彼女はソファにすわった。ぼーっと前をみて、少しかなしそうな目をした。


「なんかさぁ。聞いてくれる?」


「うん。」


彼女はゆっくり話始めた。



パソコンから流れる音楽は、コーヒーを揺らすようなゆっくりうっとりしたメロディで。


彼女はこの曲が好きだそうで、彼女の部屋にきて覚えたし、僕モス気になった。



「なんか、考えてて。最近仕事、いただいてんか。彼女のプレゼント美「アクセサリーつくってほしいって。本間にうれしかったし、びくりする暗い、私の中ではおっきな仕事やねんな。んで、夢見てたっことやねん。ずっとずっと、したかったし、そういう風に、お金を稼いでいって、働いていきたいなってずっと思ってて。でもそれが、まだ学校も卒業してないし、まだ活動もしてないし、動いてないのに、自分の人脈と運だけで手に入れたきえきてきなお仕事やねんか。希望と期待と同じくらい、いや、それ以上に、不安がすごくて。私なんかで良いのってゆう考えもあるし、がっかりされたらどうしよう、とも思う。しかも、お店が、バー何やけど、バーにもおいていただける事になってんか。本間にうれしいし、ありがたいし、。でも活動とかする前に、夢やったことが「かなってしまいそうになってるし、本間にこれで委員かなってすごい思ってる。全然今の自分の商品に納得いてないし、商品の見せ方とか、考え肩とかかっこ悪いしさ。おいつかへんままは、本間にいやや。どうしたらいいんやろう。でも周りにアタシみたいな事して生きていこうとしてはる人しらんくて。しかも自分は誰かがつくったマニュアル本の開いて良い着ていく人生がすごいいややから、結局は自分で解決して答え見つけて…っってしていかな阿寒のやけど。とりあえずもう一回バーに挨拶志に行ってくる。そこからやんな?」


彼女は少しうるんだ目でこっちを見つめる。

早朝4時30分。


新聞配達のバイクの音が音楽と混ざり聞こえる。


僕は彼女を引き寄せた。


「なに?」


彼女はにらみながら珈琲をテーブルにおいた。





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