もし最難関と呼ばれる高校の生徒がDQNの「最底辺大学」を受験したら(一部公開停止)

作者 あやの じゅんじ

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★★★ Excellent!!!

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題名を読んで、高校の生徒が受験した感想を述べるのかと思っていたら、問題だけが載っている。その問題を読むうちにすっかりタイトルを忘れていたけれど大学入試だったんですね、この問題。
思わず、そう思ってしまいました。

私立大学が増え、「金さえありゃ、どっかの大学に行ける」だなんて言われているこの時代。そんな時代で、この問題は笑える物ではなく、よくよく考えてみれば全く笑えない物でした。

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★★★ Excellent!!!

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2ch文化華やかなりし21世紀初頭、まだTwitterもなかった頃に私の腹筋を崩壊させた一つのコピペを思い出す。
「京都の最底辺高校 南京高校の入試問題」などと銘打たれたそれは、「徳川家康とは何か。犬・人間・鳥」「次の内から日本人を選べ。小泉首相・ブッシュ大統領・ハリーポッター」など、およそ人の知性を測るものとは思えない馬鹿馬鹿しい問題が並んだ短いコピペだった。
そのアホらしさに笑うと同時に、ひょっとしたら日本のどこかには本当にこんなレベルの入試をやっている学校があるのかもしれない、と背筋の凍る思いがしたものだ。

本作はそのスケールを大学入試まで引き上げ、かつ現代国語に的を絞ったショートショートだ。
淡々と提示される馬鹿馬鹿しい問題の数々は、皮肉と遊び心に満ちており、くだんのコピペの何倍も立派にコメディ文芸として成立している。
国語力とは何たるか?大学入試はどうあるべきか?と、アホみたいな問題文を通じて作者の真面目な問題提起が聞こえてくるかのような一作だ。

★★★ Excellent!!!

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多彩な角度から切り込んでくる、この難題を君は解けるか!
一本筋を立てて、決してブレない筆者による類稀な作品✨

どれも時間が許す時に、ゆっくりと解いてみたくなる問題集。
論評の場にもなりそうな可能性を秘めている印象も与える。