0null8acht/15fünfzehn

作者 由海

60

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★★★ Excellent!!!

08/15
日本人ならば、「何か」を連想する数字の並びでしょう。

ドイツ語で書かれたこのタイトルに、私はドイツ留学中の「8月15日」を思い出しました。第二次世界大戦の終戦の日として、様々な国からやってきた寮の友人たちと礼拝堂に集い、自主的に礼拝を行い、戦没者のために、平和のために神に祈りました。その後、雑談の中でドイツ人の友人が教えてくれたのが、「08/15」が持つ、皮肉な意味でした。呆然としてしまいました。なんとまあ!

それが、まさにこのエッセイに描かれているものです。

このエッセイは実に簡潔で緻密で一切の無駄がないため、何を書いてもネタバレになってしまいます。なので、ここで何も語れません(笑)

しかし、ただの知識ではなく、深い感慨を与えてくれる、秀逸な短文です。
気になったら、是非読んでみて下さい。

Good!

 まずは、「ひとり1つの最高傑作」企画への参加、ありがとうございます。

 すみません、私はこれをはじめ小説として読んでいたので、大変うがった見方をしてしまいました。エッセイなのですね。
 08/15というのは初めて知りました。まだまだ知らないことがあるというのはいいことですね。意味としては「月並みな」「時代遅れな」。
 失礼かもしれませんが、私は大抵人の心の世界は「月並み」なものだと思っています。多くの人が同じものに感動したり、同じものを嫌ったり。それは多くの人が似た感覚を持っているからで、悪い言い方をすれば「月並み」だと思うのです。
 ですが、だからこそ小説を書く身としてはできるだけ「月並み」なものを書かなければならない、良く言えば、人の気持ちを普遍的に代弁できるようなものを書かなければならない時もあると思うのです。
 ああ、そうなると、人の心の世界が「月並みでない」とても「特別な」ものという考え方も、ある意味では「月並み」(普遍的)であるかもしれない。私も、私自身の心の世界は「月並み」でありたくないと思っているからでしょう。

 勝手に自己完結したようなことを書いてしまいすみません。
 それだけこのエッセイに影響を与えられたということです。ありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

愛せ、なのか面白く、なのか。はたまた別の答えなのか
私たちにとって8/15はどんな日でしょう。(終戦記念日?と私は思いましたが。)
君のアイデアつまらないね、という時に使われてしまう8/15はどんな気持ちなんだろう。
そして意外や意外、ドイツにとって8/15とは、"そういう"意味らしいです。

気になった方はお話読んでください!

★★★ Excellent!!!

ドイツ語の「08/15」 はどのような意味を持つのかを知ることができるとともに、その意外な由来についても驚かされる作品です。「凡庸」であろうとも、心が動かされれば関係ない。「時代遅れ」であろうとも、その人にとって心が動かされたかどうかが大事。言葉の由来について楽しめるトリビア的作品でありつつ、物事の価値を決めるのは流行でも他人でもなく自分自身であるということに気づかされる秀逸なエッセイだと思います。

★★★ Excellent!!!

何が良いエッセイか、というのは、人それぞれ基準があるでしょうが――。良いエッセイの基準が、「新たな世界や知識を、達者な文章で伝える」というものであれば、すばらしいエッセイです。

文章自体も知的な雰囲気をまとい、内容も面白い。全然知らなかった言葉でした、8/15。ぜひまたエッセイを書いてください(^o^)

★★★ Excellent!!!

 あまり聞き慣れない(私は知りませんでした)「08/15」という言葉。
 そこに含まれる意味と、作者様の考察と気持ち。
 
 私がこのエッセイを拝読して思ったのは、

 「私も、それでもいいと思います!」
 ということ。

 流行のアイドルとして、多くのファンに愛されるのは素敵。
 でも、ほんとうの自分を分かってくれる人に、深く愛されるのも素敵。

 自分の心の中で「08/15」じゃなければ、それでいいのだと思います。

 この作品をお読みになると、「そうだよね! よし!」と思える方、きっといらっしゃると思います。