風がさらう君

風の嘆きに耳をふさいで

ふと 君を思い浮かべた

何てことはない

いつもの僕

だけど本当は怖いんだ

手をのばしても君は微笑むだけで

温もりは届かない


僕を呼ぶ声 風がさらう

はにかむ君 僕は一番愛しく思う

全てを捧げてでも

君を愛し続けたい


君はいつでも僕をいざな

僕の知らない君のもとへと

そうだね

それも悪くない

だけど本当は怖いんだ

君の全てを独り占めしたい僕がいて……

君を傷つけたくはない


僕を呼ぶ声 雨が包む

イジワルな君 僕が一番苦手な瞬間

全てを忘れ去って

君を忘れて……忘れて


君が消えるのは とても簡単

そう気づいた

君を消すのは不可能だと そう思い知った


僕を呼ぶ声 風がさらう

はにかむ君 僕は一番愛しく思う

全てを捧げてでも

君を愛し続けたい


              ~風がさらう君~

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