lose sight of …

空っ風 胸の奥で吹いた 誰かが泣いたように聞こえた

無神経 言われても否定できず 僕は一人きり 頷いた


夢見る時は短く それを想う日は遠く 嘆く間は浅く

闇にまぎれた僕の心 誰が見つけてくれるのか

このまま消してしまうのも良い そうしてしまうのも好ましい

わけのわからぬ想いに砕けてしまうくらいなら そう思う


星の彼方に燃える想い 火の粉散らして尚勢い失くさず

惑う心に躍らされた想い 抑揚知らず流れ続ける

生まれ落ち 恋をして 生きもだえて 死を見つめ 全てに怯え

未だ見ぬ果ての答えは 一体誰が握るのか ……得られるか


苦し紛れ のどの奥で殺した 自分の泣き声にも気づかなかった

何も知らない “知る”が歩む理由か 僕は一人きり頷いた


捨て行くものは多く 僕を捕う腕は固く 悔やむ夜は果てしなく

無理にこじ開けた夢の扉 虚像にまみれていくだろうか

このまま忘れてしまうのも良い そうしてしまうのも好ましい

真実にとどかぬ己と打ち解けてしまうなら そう思う


心狂わす一億の桜花はな 宙を漂い尚人は憧れて

はやる音色に引き裂かれた薔薇はな 罪人に抱かれ咲き誇る

生まれ落ち 恋をして 生きもだえて 死を見つめ 全てに怯え

未だ見ぬ果ての答えは 一体誰が握るのか ……得られるか


夢見る時は短く それを想う日は遠く 嘆く間は浅く

闇にまぎれた僕の心 誰が見つけてくれるのか

このまま消してしまうのも良い そうしてしまうのも好ましい

わけのわからぬ想いに砕けてしまうくらいなら そう思う




              ~|lose sight of …~


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