積極的な君、照れ屋な僕

夜の小径を

今、僕は君と共にいる。

君を抱こうとはやる手。

僕の口は気の聞いた言葉も見つけようとせず、

ただ、君の話題に夢中。

こんな日の蒸し暑さは

嫌だね。

君の肩に近づけて伸ばしたはずの手が

ちょっとした手違いで方向をそれて

蒸し暑い空気を扇いでいる。

「そんなもんだ」と あきらめながら

照れかくしに口笛を吹く僕。

君はそっと微笑み

ほんの少し、かかとを上げた。


今年も夏がやってくる。




              ~積極的な君、照れ屋な僕~


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