蹴りたい寝顔

君の寝顔を見ながら

愛しい気持ちと一緒に、

同じくらいの量の憎たらしい気持ちがわいてきた。


どんなに好きな君だとしても

ときどき 憎たらしくて仕方なくなる。


だって君は

僕がいたってお構いなしだから、

僕がいたって平気で眠ってしまうんだ。


君は「それだけ安心できるんだ」って言う。

本当にそう??


僕の目の前で こっくり、こっくり。

バランスを崩しながら 数分おきに目を覚まし、

僕の顔見て

「ごめん~」

「怒っちゃやーよ」を繰り返す。


怒らないよ。

怒らないさ。

だけど、

君の寝顔は憎たらしい。


あんまり憎たらしいから

僕は君の足を蹴飛ばした。


どうやら 僕、

君の多くは愛せても

寝顔だけはムリみたい。

              ~蹴りたい寝顔~

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