新人賞なんかいらない! 〜小説家の才能とは何か〜

作者 坂口 修治

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★★ Very Good!!

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プロフェッショナル(専門家)とアマチュア(愛好家)という立場上の区分は、芸術一般において果たしてあるものなのかと思うことはある。音楽で言えば保険業のアイヴズ、文学で言えばサラリーマンのカフカ、美術で言えばアウトサイダーアーティストなど、境目を跨いで立っているような人物は往々にして歴史上に見られるからである。

しかし、作品における区別は必然である。単なる誰かのエピゴーネンではない、何かしら独創性が認められるようなものでなければ、それはプロでもなんでもない。それだけは確かである。

★★★ Excellent!!!

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ヴァルターベンヤミンが言ったような複製時代における芸術に、技術に本当の価値を追い求めることが不可能になって、「自分」というものがいかに価値を持つようになったのか、このエッセイを読んで再確認しました。
僕は書かなくては生きていけないから小説を書いています。
憎むべきものが明確に存在するから、小説が書けます。
その心だけは忘れないようにしていきたいと感じます。

(作者様にとっては)星、要らないとは思いましたが、敬意を払って。


さんがに★で称えました

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★★★ Excellent!!!

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この評論全てを読み終えて、ようやく目が覚めた気がしました。
確かに今の小説界には足りない熱意。だからこそ一秒でも早く気付くべきです。

自作品を愛する事、他人に流されない事、さも当たり前だけれど自覚し辛い。皆様も、これを読んで物語に対する情熱の炎を再点火してみてはいかがでしょう?

Good!

――

「カズイゾン病」
まさしく本当に、厄介なものだと思います。
時々、今日も増えていないとか、読んで貰えていないとか
そんなことにばかり取りつかれてしまう時がありますので。

勇気を貰えたり、
作者様の言葉に自身を振り返って反省したりしました。


結構言われて、グササーって思うところもあったり。
うわー、才能ないのかなあ?って思ったり。


それでも、「自分の作品に誇りを持て!」
とメッセージを受け取りました。
それだけを、今は胸に今後の執筆活動の原動力にしたいと
思いました。


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★★★ Excellent!!!

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「プロの小説家」になりたいのであるならば「新人賞を獲る」という事を「目標」にしてはいけないという評論です。新人賞はあくまでもスタートラインに立てたということだけであり、重要なのはその先をどうするかという事です。

現代における「プロの小説家」とは何か、を問うならば、それは「出版社とその協力企業に利益をもたらす事が出来るクリエイター」であるという事です。要するに現代における小説家は、様々な商品展開を可能とするプロダクトを構築出来るアイコンを機械的に作れる「脚本家」としての役割が求められています。そこで求められる作家性とは「会社にとって収益性のある作品を作る事」であり、「作家性は要求されない」のです。ですので作家性を追求する以上、決して「プロの小説家」にはなれません。よしんば運よくなれたとしても、書き続ける事は出来なくなるでしょう。

「自己の作家性を貫く小説家」でいたいと思うならば、新人賞を獲ろうと考えず、そして「読まれる事も考えずに」作品を書く事が大事であると、この評論は説いています。自己実現は何も、誰かから評価される物でなければならない必要性はないのです。自己満足が出来る作品を生み出せるのならば、新人賞を獲っていなくても、誰にも評価されなくても、その人は立派な小説家になれるのです。

本作は「新人賞中毒患者」と「評価中毒間者」におくる処方薬ともいえる評論です。自分はそうなってるかも? とお思いの方に特にお薦めです。

さんがに★で称えました

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★★★ Excellent!!!

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大きな共感を抱きました。
時代が異なるといえばそれまでなのでしょう。
ただ、近現代文学史に名を連ねる文豪たちと現代の作家たちの、魂ともいうべき部分を比較し優劣をつけることは不可能だと私は考えています。環境というものがあまりに違い過ぎるのです。あるいは名だたる文豪が今の時代に生まれていれば、彼らは同じ作品を創り上げることはなかったかもしれません。下手をすれば、現代の出版社が気に入ってくれるようなハーレムものを一心不乱に書いていたかもしれません。
加えて出版社も絶えず「利益」という一つの絶対的なノルマを背負っています。特にマスメディアが発達した現代では、小説は小説に留まらず、TV、漫画、ゲーム、グッズその他のメディアミックスを見据えた方が莫大な儲けを見込むことが出来ます。
時流に合わせた作品を選別するのは商業である以上、致し方ない部分も感じます。
しかし昨今ではその節が強くなりすぎているのではないか、というのを確かに感じます。数ある小説大賞が、文学としての価値を体現する場ではなく、メディア進出宣伝のために都合よく利用され始めているのではないか、という懸念はしばしば耳にします。

このような時代、このような時勢を各々がどう見据え、どう行動し、どうなっていくのか、私も大変興味関心があり、それを改めて思慮するきっかけとなった本作に★3つとさせていただきます。