オレがいた店の風俗嬢の話をしよう。

作者 板野かも

★★★ Excellent!!!

作者さんは本当に風俗店勤務だったのだろうか?

と思わされるほど、人物の設定がリアルに作りこまれていて、脱帽というほかありません。
ぶっきらぼうだけど親しみやすい語り口調で紹介される、四人+αの風俗嬢の人生。四人が四人とも違った事情から風俗の世界に入りながら、それぞれに等身大の人生を生きているというのが良いですね。
「絵に描いたようなビッチなどこの世にはいない」。その通りだと思います。性風俗産業に従事しているからといって、決して「ビッチ」なわけでもなければ、普通の女性とかけ離れた人生観を持っているわけでもない。そこにいるのは当たり前の「人間」なのだということをわからせてくれる、短い名作でした。

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