　それを聞いてＡ子は大爆笑する。

「何故笑うー何故驚かないー」

「いや、まさかとは思っていたんですよねぇ。体操着に着替えさせた時、モッコリしていなかったので」

「あの……どういうことですか？」

　裸のたつこが不思議そうに訊く。

「たつこ、お前自分が女の子だって事気づいていなかったのか？」

「え」

　たつこが目を丸めた。

「ついてない」

　Ｂ子がたつこの股間を指した。

　言われてたつこは自分の股間を掌でパンパン、と見せる。

「おとこのひとってここになにかあるんですか」

「マジだ」

「マジですね」

「マジでたつこ男女の区別が付いていなかったのか……」

　愕然となるご主人様たち。

「金屋子神はたつこにどういう教育をしたんだ……」

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