ビターチョコレートばっかり食ってきた

作者 まんごーぷりん(旧:まご)

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★★★ Excellent!!!

確かに甘くない。しかし、こういったことは結構身近で、私も読みながら過去を振り返りました。
あれ?果林ちゃんがいる……そんな気がして苦い思いを飲み込みました。

リアリティ溢れる描写が私のツボにはまりました。こういう、日常の描写や心情が上手く書ける方を尊敬します。
上の子あるあるには頭を抱えました。分かりすぎて……上の子は我慢強いから、そして言われるままに行動してしまうから。
上の子として、主人公には特別に感情移入してしまいました。

甘くないビターな恋のお話をゆっくり含み、噛み締めてみてください。

★★★ Excellent!!!

主人公の家庭環境から始まり、小学生時代、そして高校生へと成長していく様子を、チョコレートの話と好きな子を順位づける幼き遊びに絡めて描かれていて、巧みな構成だと思いました。とても楽しめました!
小学生女子の、腹に秘め事ありながらの掛け合いは見応えがあります。

★★★ Excellent!!!

いつもながらに、グッと胸をえぐる友達同士のやりあいは感情を揺さぶります。
こんな子いたっ!!
思い出しただけでお腹の真ん中辺りがグツグツと熱を持つような相手。
そういう子に限って擦り寄ってくるから始末に負えない。
ああ、なんて苦い思い出なんでしょう。
ビターよりもスイートが好きなんだと、いつか諦めず素直に言えるときがきますように。

★★★ Excellent!!!

なんて苦いんだろう。
最初から最後までそう思いながら読みました。
でも、
あぁ、こういう子いたよね。
あぁ、私も似たようなこと思ってたな。
と、その苦さにすごく共感してしまいます。
甘々な恋愛ものに飽きてしまったそこのあなた、深みのあるビターなお話はいかがですか?

★★★ Excellent!!!

ハイカカオのチョコレートのように苦みが前面に出ていながら、ほのかに爽やかな香りが感じられる、そんなお話です。
争わないように、傷つかないように、相手の残した選択肢を受け入れてきた主人公ですが、それって結局傷ついている自分の心に蓋をしているだけのこと。
相手の残酷さも、主人公の行動も、甘酸っぱくもほろ苦い「青春あるある」だと思います。
そうやって傷ついて、自分なりに処理をして、それを繰り返して大人になる。
成長した主人公がいつかスイートチョコレートを選ぶ勇気を持てるようになることを願わずにはいられません。