90度回転した世界に迷い込んだ主人公。そこで彼が出会い、目にしたものは……。タテの世界を軽やかに跳ね回る描写が素晴らしい。テーマも非常に興味深く、この世界観でさらに書き込まれた作品を読んでみたい。
ヤン・シュバイクマイエル作品を思い起こさせる次元ループ作品。別次元の彼と彼女の関係は真逆なものだけれど、一つの理でつながり続けていく不思議な感覚にハマってしまいました。