何というか、ちょっと☆3つにするのに抵抗があるくらい、胸がぐっとなるものがあった。勿論、ストーリーとしては良かったです。何というか…主人公、そういう方向にいっちゃったか~とのめりこんでしまいました。
京極夏彦先生の『陰摩羅鬼の瑕』を思い出しました。確かに人の愛の形は様々ですけれども。これが純粋に『愛ゆえ』なのが怖い。
幸せなラブストーリー……じゃない?怖いから。いや、これ、怖いから。この展開は上手い。ほんと上手い。エピローグ、無くてもいいなと思った。そこまでで十分、エピローグの部分が見えた。読者に親切…続きを読む
人間の『愛』からは、たいてい下心が見え隠れしているものだ.様々な感情に濁り、明確に定義できないものを『愛』といい、そのあやふやな部分が人間っぽさを構成している.純愛、純粋な愛、まじりっ気のない愛…続きを読む
片思いのラブストーリーだと思って読んでいたら――まさかの結末。見事な短編小説でした。
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