第42話 最終回じゃないっ!後編

その音は静かで重かった

サンダルでもスーツの時とかに履くような革靴でもなくゆうなればそう、

小学生が履くマジックテープつきの靴のような音がしている

その音はだんだんと大きくなりそして

「やぁ久しぶり、チュウくんにIQちゃん」

 そいつはきた、社会人のような服でネクタイまでしめているがまるで

子供のような口ぶりでそいつは静かに、静かに



「お前、手に入れたのか、不老不死を、力を」

 声がうまく出なかった、今までの敵はその場で何かを考えるような奴らが多かったが今回は違う、自分が子供の時から今日この日までずっとずっと長い長い線を張り巡らせていたのだ。

そしてその線に触れてしまった。引き返そうにも後ろにはすでに線が

逃げられない、逃がさないための線

「ううん、違うんだ。僕が手に入れたのは不老不死じゃない、力なんだ。」

「力だと?」

「今朝のニュース見てくれた?あれは僕が手に入れた力でやったんだこの世で必要ないものを消すために」

「なにを言っているんだ」

「犯罪者は結局捕まれば生きるんだよ、それじゃダメだよ。死には死をあたえなきゃ。」

「お前なにを言ってるんだ」

 恥ずかしながらこの戦田ヶ原チュウ、ビビッている

この世にこんな奴がいたなんて、こんな形のつかめない奴がいるなんて

「僕は死なないからだを手に入れて世界をよりよい方向に変えていきたいんだ、でもねその世界に犯罪者は救う対象外なんだよ。いらないんだよ。不純物わ。」

 そのときチュウは動いていた奴を倒すため、黙らせるため

拳を前に、前に、しかしその拳は届かなかった。空中で止まったのだ

なにかにぶつかって。

「なにが」

「これが力だ」

 その瞬間、チュウが吹っ飛ばされた

と同時に角道が懐から靴を取り出した、今の恰好にあった革靴を、そして今履いている子供ようの靴を脱いでそれに履き替えると

「さてここからは大人の時間だ」

「!!!(こいつ今まで子供のキャラでやっていたのか!それよりチュウは)」

 飛ばされたチュウさんは大量の椅子机に激突しそれらとともに壁に激突していた。ナナシとヨメイドが救助している

「一体なにが」

「起きたんだ」

 バカとエビフライさんも棒立ちだ

「無敵は素敵だ、チュウよ次元の違う技を受けた感想はどうだ」

「ー100点」

「そうかい、さて作文の続きだが今の私は大人だ、だから君に否定されたどうこうは許すつもりだったが計画を遂行するのも大人のお仕事だと思う訳だ、つまり次で終わりだ」

「へー」

 そういうとチュウさんは立ち上がり技の名前えお叫ぶ

そのときにすでに角道はこちらに向かってきていた

見えない衝撃がぶつかる



「がはっ、なぜだ」

「自分流神拳奥義 円形カウンター 俺の周りに円形のカウンターを張っただけよ、お前は自分の攻撃を食らったんだ」

「そうか、さすがだチュウさん、ならこの能力見せ」

「させねぇよ」

 あいての行動よりも前に行動する チュウさんお決まりの技の一つである

「奥義 タコ殴り」

 まるで手がタコのように何本もあるように見えるほどの早さの殴り

「くっ」

「とど・・あれ?」

 その瞬間角道の姿が消えた

「あいつどこへ」

「消えやがった、これがあいつの本当の能力なのか?」

「ペンギン塾長、もう大丈夫だぞ」

 隠れていたペンギンが顔をだす

「そうですか、でもあれはいったい」

「あの力、次元が違うってのは2次元からの攻撃とでもいうのかよ」

「かもしれないな、とにかくどうする」

「俺も身につけるしかないなあの技を」

 そういうとチュウは動きだした

「それに聞きたい事もあるしないろいろとな」

 これは天才の物語、でもその天才はきっとどんな天才よりも不器用で

        バカな問題児 バカ問である。



                          おわらずつづく

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