第447話石仏の話(60)
数多くの石仏が並んでいる状態で、どういうわけか、その中の一体に目が吸い寄せられることがある。
特に、現世で自分がその石仏に関係したことなどはなく、そうなると前世なのかとも考えるけれど、もともと、そんなことは釈然としない話である。
また、石仏に限らず、過去の歴史本などを読む場合で、興味がある時代と、まったくない時代がある。
そして、それは日本史に限らない。
理由がなく、惹かれてしまう石仏や、時代。
もしかして、何らかの縁があるのかもしれない。
それを知りたくて、その石仏を調べてみたり、時代を勉強をしたくなる。
そして、その勉強は、なぜか飽きない。
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