第350話歎異抄 また、「海・河に 網をひき、釣をして、世をわたるものも・・・
(原文)
また、「海・河に 網をひき、釣をして、世をわたるものも、野山にししをかり、鳥を とりて、いのちをつぐともがらも、商ひをし、田畠をつくりて過ぐ るひとも、ただおなじことなり」と。
(意訳)
また、同じように
「海や川に網を引き魚類を釣って生活をする人や、野山で鹿や猪などの獣を狩り、鳥を捕って生活の糧とする人、商いや田畑を耕して生活をする人など、それぞれの暮らしはあるけれど、阿弥陀様の本願からは同じことになります」
と仰せられました。
その人の職業によって往生が決まるわけではない。
阿弥陀仏を信じ、その名を唱えることにより、阿弥陀仏により絡め取られるように、往生が決まる。
職業や身分の貴賤、仏門修行の浅深も関係ない。
全ては、その人と阿弥陀の関係で決まる。
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