ダメな近未来SFの見本

作者 板野かも

75

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★★★ Excellent!!!

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SFに必要なのは未来感というよりも、人類の進化を想像する力。
物理法則や化学知識以外にも、社会的法則などにがんじがらめになった現実世界から、いかに突き抜けた想像力を持つことができるか、それこそがSF作家の重要な能力かもしれません。
そして、もう一つ。
それらの根拠となりえる新たな法則や能力、技術のネーミングセンス。
これが大事ですね!

アストロナイトボーグ
スペースカイネティックエンジン
ニューラルモーションバランサー

うん、かっこいい。

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★★★ Excellent!!!

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本作は近未来SFを書く上で『最低限守らないといけない事』が、軽妙な筆致でしっかりと書いてあります。これから生まれて始めて近未来SFを執筆しようと志す方は必読です。本作で提示された『最低限守らないといけない事』をちゃんと守れば、『きちんと体裁が整った近未来SF』を執筆する事が出来るでしょう。転ばぬ先の杖として、近未来SFの教科書として、本作は非常にお薦めです!

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★★ Very Good!!

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軽快なトークを中心に、「ダメなSFあるある」を紹介してくれる、非常に読みやすい作品です。
堅い論調だと、途中で「説教くさい」と感じて読むのをやめてしまうでしょう。それをさせない作者さんの度量には感服です。
私もSFを書いていますが、ドキリとすることが多々ありました。SFを書くなら必見です。

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★★★ Excellent!!!

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SF部門コンテストで最高位を争った「48million ~国民総アイドル社会~」の作者による、
軽く読めるけど奥が深いSF創作論議。
台本仕立ての軽い読み口と、「国民総アイドル社会」のキャラを流用したファンサービスに惹かれて読み進めていった人は、
この作品に仕込まれたいくつもの二段構え構造に唸らされることになる。

台本を読みながらツッコミを入れていく出演者達のセリフが、それもまた台本仕立てという二段構え。
「国民総アイドル社会」の住人であるキャラクター達が、作中の台本に描写された「国民全アイドル社会」のダメダメさをこき下ろすという二段構え。
そして、21世紀に書かれた22世紀舞台のSFを徹底的に批評する出演者達が、さらに未来の25世紀の住人であり、
要は近未来SFの何たるかを問うこの作品自体が近未来SFになっているという究極の二段構え。

この作者、一体どんな頭をしていたらこんな短編を思いつくのだろうと感心する。
この短編自体が壮大で深遠な板野ワールドの象徴のようだ。

★★★ Excellent!!!

――

 SFと聞いて「サイエンスフィクション」と答えたり「スペースファンタジー」と答えたり「少し不思議な話」と答えたり……
 定義が決まっているのに、SFと聞いて人によって解釈が違う曖昧なジャンル。
 サイエンスフィクションにリアリティーを求める派の私はミクニちゃんの気持ちが痛いほどわかる!
「お前それSFちゃう……ファンタジーや!!」
 と思ってしまう瞬間の代弁をしてくれます!

 自分がSF好きだと思う人は、ヤキモキしながら楽しめる作品です!

★★ Very Good!!

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ダメっぷりを、そこまでえぐったらんでもええやん、とつぶやきながらニヤニヤと読む作品です。

筒井さんやったか星さんやったか忘れましたけど、脳を培養するってぶっとい神経ぶち切ってるんで激痛に次ぐ激痛で、生かされた脳はなにも考えることができない、ってオチをつけた作品があったような。

神は細部に宿る。
イタノカモなーんて小さくネタを仕込んだ筆名にも気を引かれ、近況ノートなどで他人様とのやり取りを盗み見て、なんとまあ語彙のセレクトが的確な人かと驚いて、信長を拝読し、おもろかったので他にもと当たったのがこのダメSF。

ああ、私がWEB小説で「おもんな」ってさじを投げる作品が多い理由がよーくわかりました。
作り込みがない。甘いとかでなくて、無。
その理由は真似て遊ぶ、ノリで楽しむというWEB小説の文化を理解できているつもりなので、とやかく言うつもりはありません。
一口食べれば自分に嫌な味かどうかはわかります。
WEBの作品も一目見て「あ、こらあかんわ」とスルーすればいいだけです。

いっそのことバカミスのように、バカSFとかバカファンタジーというジャンルが確立すればいいのに。
もしかして、もうあるの?

それにしても、ミクニがバトルってようそんなギャグかましますね。

この作品、SF愛好家あるいはWEB小説愛好家であるあなたの逆鱗か琴線に触れるかと思います。
どうぞ開いてみて下さい。

★★★ Excellent!!!

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SF小説を書くときに、やってはいけないことのリストを、女優さんが台本を見てツッコミを入れるという形でコメディに仕立てた作品です。
未来人が現代と同じように歯磨きをするのはおかしいとか、未来の日本にいきなり王様がいるのはおかしいとか、確かにその通りだと納得できる内容です。また、ツッコミ役の女優さんが、ことあるごとに関西弁になるのも笑えました。

★★ Very Good!!

――

SFって難しいですよね。
というお話です。

ものすごいエネルギー(核融合炉とか)を得たのに、未だに原子力発電に頼っているとか。
未来の話なのにPCや携帯端末が全然進歩していないとか。
科学技術の進歩で自動車が全自動運転になっているのに再生医療が発達してないとか。
宗教が忘れ去られていたり、とか。

色々な設定が複雑に絡み合わせないといけないところがあって。
しかも未来を想像しなくちゃいけなくて。
でも実際の未来はそれほど、発達していなかったり。
逆にもっと発展していたり。

とにもくにも、未来の人から見たらとんでもなくギャグっぽくみえるのでしょうね。
そんな事を思わせてくれる作品でした。

★★★ Excellent!!!

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板野さんの作品に出てくるアイドルたちがテンポのいい会話を繰り広げながら、SFの作り方について語っていく作品です。ダメなSFの例として挙げられている描写は本当に参考になります!
キャラクターをこういう形で別のところで活かせるのもすごいですね。

★★ Very Good!!

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歴史小説を書くに当たって、時代背景や史実を調査するように、SF小説を書く際にも調査が必要、ということを学ぶことができます。

ツッコミどころ満載なSF設定は、一昔前に、地方の遊園地でやっていた無名のヒーローショーやB級特撮映画にも通ずるところがあります。

★★★ Excellent!!!

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この作品には恐るべきギミックが仕込まれている。
まず作者は「SFかくあるべし」と警鐘を鳴らすことをテーマにしている。
例えば時代を未来に設定するのならばそれなりの根拠を、科学的考証をしたガジェットを登場させよ、と言ったものだ。
これは「本格SF」を書く上では必要条件と呼べるもので、他のレビュワーの方も仰っている通り、本格SFを書こうとする書き手にとって、まさに指南書となり得る。
一方でまったく本格とは言えないへっぽこSFも、作中で登場する。恐ろしいのはこれが「非本格SF」として面白い事だ(恐らく作者様の自虐ネタだろうが)。
つまり作者様はSFは本格でなければ面白くないという証明を非本格SFの面白さを見せつけながら行なっているのだ。

★★★ Excellent!!!

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なんかもう泣きながら抱腹絶倒した感じ……なんだろ、SF書いてる者として心にブッスブス突き刺さるんだけど、笑わずにはいられないのよね。知ってるキャラも出てきたし、その子がまた持ち前の天然さで笑かしてくれるし。
そうかこの作者コメディまで書けるのか。天才かよ。

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