第45話「阿修羅乃ミコトの肌を弄ぶ指先」


   2

 

 制服を着た生徒の群れが流れていく。

 凹凸のない、抑揚のない、これといった特徴のない、同じ制服を着た少年少女。

 学校だ。僕は、四時限目が終わると、ケータイを手にして、足早に廊下を歩いていた。

 右手の窓から冬の日差しが降り注ぎ、リノリウムの床が液状化した水溜まりのように光を反射して、足を上下させるたびに、まぶたを射こむ。

 開け放たれた教室の扉からは、むっとするお弁当の具材の匂いが流れてきて、一瞬後には若い少女の嬌声がひらめいて、一瞬後には抜けていく。

 

 僕は、ほとんど息を止めて、廊下を歩いていた。

 効きすぎた暖房のせいか、自律神経の調子がおかしいのか、わきのあたりに湿った汗を掻いている。廊下を走っている生徒と、肩がぶつかる。そんな風に、校舎にあふれた一切が、五感を蹂躙しながら過ぎていくのを、僕はひたすら足を動かしながら耐えていた。


『果たし状――汝、姦淫するなかれなかれ、と阿修羅乃ミコトは提案する(なかれ)』


 何をいっているのかちょっとよくわからないメールが、ミコトから届いていた。いつもの場所に呼び出します、いつかの場所でなかれ、とp.Sの欄外にこれまたよくわからない補足が記されている。

 モーセの十戒の文言を盛りこんでまでつたえたいこととは何か?

 姦淫しろってことか?

 妖精を諦めろということだろうか。

 そもそもミコトは提案するなかれ、と自分に突っ込みをいれてどうしたいのだろうか。

 などと余計な詮索をしてみるが、おそらく大した意味はあるまい。ただのレトリックというか戯言だ。そんな風に考えて、僕は足早に渡り廊下の奥の、体育館裏に急いだ。

 要は、呼び出しである。

 僕とミコトが、二人だけで秘密の会話をするとき、使うのはいつもそこだった。

 薄暗く、日が当たらず、湿っていて、にもかかわらず体育館からは、昼休みにバレーボールに興じる陽気な女生徒たちの声がこぼれてくるような場所で、上靴の踵を地面に押し付けたり、土を削って無意味な図形を描いたりしながら、俯き気味に話すのだ。


「待った?」


 そういって、待ち合わせの場所に現れたミコトの上半身ははだけていた。というかほとんど半裸だった。ボタンはすべて外されていて、ワイシャツとカーディガンは二の腕のあたりにかろうじて留められ、肩は露わに、鎖骨とお腹は剥き出しになっていて、胸の下着が覗いている。

「ちょっと、どうした」

 僕は思わず片手で顔を覆った。

 姦淫して。

 ということだろうか? 咄嗟にそんな考えが浮かんで、思わず赤面するが、やはり彼女はそんな意図では勿論ない。

 そのからだにはびっしりと文字が刻まれていた 。

 異界の物語――《暗黒新聞》。彼女が自らのからだに降ろす物語が、終わろうとしているのだろうか?偏執的なほど緻密に、しかし指先の流れるまま勢いにのって描かれたその文字で紡がれた言葉を見ようとして、

「あ……」

 肩に触れると、声を出した。

「ば、ばか。変な声だすな」顔を近づけているせいか、吐息がかかる。

「冷たかったから。と阿修羅乃ミコトはあなたの指の温度を糾弾します」

 目を凝らして、見ようとしたが、下着と髪に隠れてしまい、うまく読み取れない。一行目は左の肋骨から始まり、へそのあたりを回って下着を貫き、ふとももをまわって、僕はスカートをまためくって……。って、この時点で僕はミコトを押し倒し、犯罪的な行為に及ぶ寸前の体(てい)で、まさにノブ猫ならゴロゴロとからだごと転がってパシャパシャと撮影に興じている按配であるのだが、とにかく。

 甘い匂いがたちこめる。ミコトの肌と、髪の匂いだ。いつも、いつでもそこにあるのに、決して触れることのないからだ。ミコトは、片膝をついて、体育館裏の渡り廊下の上のちょっとした死角の台の上に座り、僕を両腕で抱え込むようにしながら、黙って衣服を剥がれていく。ボタンの外された、ざっくりと胸のあいた、ワイシャツのうちがわに暖簾を腕でくぐるように手を差し入れて、僕は彼女の細いからだを押し倒すようにして、物語を読む。

 かろうじて読み取れるのは――、

 異界で孤独に息をする少年が、どんどん生命を失いつつあること。

 時間を逆流して、ゼロに戻ろうとしていること。

 まるで存在が初めからなかったかのように、からだが徐々に小さくなっていくなかで、彼は、揺れていた。

 なぜ躊躇っているのだろう。

 なにを迷っているのだろう。

 彼は、ついに見つけたのだろうか。自分だけが、目にすることのできる何かを。それと、ついに、出会ったのか。

 なぜ自分がそんな風に思うのかわからない。おそらく自分の毎晩見る悪夢が、不思議なほど連想に溶けている。溶けて、ミコトの冥界の詩で紡がれた物語に、流しこまれている。ただそれだけだ。だがそれだけだろうか?そう思って、そう思い直して、一秒でも早く物語の続きを読もうと鼻先を制服のうちがわに差し入れるけれど、暗くて、大きめのストライプ調のリボンとカーディガンが影になっていて、心臓のあたりから流れるように下に滑り太ももの中心で弧を描くその文字は、あまり良く見えない。だが見えないのに、太もものあいだで、僕は何かを感じている。

 その、ミコトのお世辞にもふくよかとはいえない胸の谷間から、亜バラの浮きでた脇、そして太もものあいだの工学的なほど非人間的なラインで湾曲していく少女のからだの隙間に身を置いて、それを目にして、あたたかさを感じて、自分のものと一体化したもう一人の誰かの匂いに包まれているのに、どうしてこんなに悲しいんだろう。

 ミコトの胸が、とくとくと鼓動を打つ音が、目と鼻の先から不思議な肌の匂いとともに五感に流れこんでくる。そして、その反対に、異常なほどの速度で心臓を打つのど元の鼓動から、自分が動揺しているのがわかる。


 それは、悲しみに満ちた物語の作用だろうか。

 どうして文章は、一つの文体で貫かれた物語は、他の物語と共鳴し、共同性を生じさせて響き合うのかしまうのか


「この物語は、きっと誰かを運ぶためにある」


 さいきんそんな風に感じている、とミコトは僕のからだをどかしながら言った。はだけたスカートをなおして、カーディガンを羽織る。僕は、ワイシャツのボタンをつけるのが先だろうと、下着の剥き出しになった彼女の胸元を眺めながら思い、それからようやく彼女の言葉の意味を、意図してあたまに落としこむ。

 飛躍の多い理屈だが、なんとなく、感覚的には理解できる。

 物語は、古くは伝承の時代から、人の意識をここではないどこか、彼方の世界に、連れ去る効果がある。

 暗黒新聞。

 それは、物語に触れたものの意識を異界へと誘う、この世とあの世の潤滑油ローション役割を果たすのだろうか。

 だとすれば、それが完成した時、冥界への詩にまみれた、地獄から生まれた一篇の美しい季節のような残酷で鮮やかな修辞が、この世界にもたらすものは何だろうか。

 

 黒シリーズは、異界からやってきた。

 少女だけの都市伝説は、化け物じみた速度で、ネットを通じて増殖し、人々の空気に感染していく。

 この異なる性別の二つの怪奇現象は、この世界を、この世界の規範を逸脱して、どこか別の世界、もっと違う場所へと導こうとしている。

 そんな、無数の超越的な物事を、継ぎ接ぎだらけのうすい布で、かろうじて繋ぎとめているかのような今この場所、この世界で、ミコトが、僕が、目にしようとしているものは何だろう。それはとても大きなもので、非常に恐ろしいもので、でもきっと実際に体験してしまえばどうということなく受けいれてしまえるような、そんな現実の一端なのか。自分には、自分自身のことすらよくわかっていない自分のような人間には、これから起こる出来事の予測はつかないが、しかし起こるであろう出来事の、因果の予想くらいはできる。

 

 おそらく全ては絡み合っているのだ。

 別々の方角に向けてからまった風船の蛸糸が、中心の一点で釣り合い、静止しているように。

 

 鴉の鳴き声が聞こえた。

 僕は、頭上をひらめく黒い鳥の嬌声に、意識を現実に戻した。

 

 それは徐々に記憶の中の黒シリーズの轟音に押し潰されていく。

 音が失われていく。その轟音の、その無音のなかで、ミコトはマイペースに腕からからだの付け根に書きつけた夥しい墨の言葉を、くるくると包帯で隠し始めている。そして体育館裏の壁の向こうの広いグランドからこぼれてくる日射しに、先端に向かうに連れて色のぬけていくその包帯を、見るともなしに眺めながら、

「これから、きっと信じられないことが起こる」

 遥か遠くを見通すように目を細めていう。それは、彼女に降ろされた、言葉の奔流のようなイメージが紡ぐ警告だろうか。彼女は霊媒師イタコの末裔で、超絶自動筆記の特殊能力を得る前から、見通しやすい目をもっていた。未来を、すぐそこにある地獄を。自分の父親の死さえ見通した目を。

 轟々と燃え盛る炎のなか、崩れていく屋敷の神社の前で女の子座りをして、声をあげて泣いていた彼女の横顔を思い出す。その日から、ミコトは壊れてしまった。ときどき声がでなくなった。言葉がしゃべれなくなった。電車に乗れなくなった。いつ過呼吸のパニック障害で死ぬかわからない状態がしばらく続いた。

 でも彼女は持ち直したのだ。そして、ラブラドールの誰よりも強さを手に入れた。僕はそこまでの闇を切りぬけることができない、きっと。彼女は視界を裁断する包帯の白い直線と直線を眺めながらぶつぶつと言葉を続けていた。

「あなたの目の前の道には、とてつもない禍がトラップのように点在している。でも、それを逃れる術はない。あたなは、きっと、忘れる。この私の忠告を。この私を。そう遠くないうちに」


 鴉の鳴き声が耳を切り裂くほど大きくなる。


「クナギサハジメ」

 そしてミコトは、或いはミコトの体を借りていた誰かは、僕の名前を呼んで、唐突に倒れた。僕は慌ててからだを支えて、腕の中で抱き締めた。彼女はひどく衰弱していた。からだがほんのりと熱く、汗ばんでいる。微熱があるのかもしれなかった。

 あんまりに情報を得ようとし過ぎたのかな。そんな漫画みたいな表現を使って、息も絶え絶えになりながら、しかし的確に、ミコトは自分の置かれた状況を表現した。

 彼女の器、この世界に受け止めきれる精神と肉体の場所が、オーバーキャパシティを起こしているのだ。

 彼女の忠告。それは一本の系統樹のような、選びとる未来だ。僕は何を選びとるのだろう。何を選択するのだろう。だがきっと答えは僕をしっている。僕は選びとることも選択することもできないのだ。回避することもできずに、ただ渦の中へ巻きこまれていくだけなのだ。見えない大きな喪失の中心に向かって。僕はバットを握りしめて、天を見上げた。鳴き声が止まった。屋根裏から無数の鴉がこちらを見つめていた。

 

 僕はミコトを抱えて保健室まで歩いた。

 一人になっても僕は歩き続けていた。

 

 

 汝、姦淫するなかれ。

 汝、姦淫するなかれなかれ。

 そう意味もなく呟きながら歩き続けて、放課後に《処刑場》に向かった。

 

 五時五五分、六時五分前。

 

 今からちょうど二時間後に、犯人の顔が公開される、五の三つ並ぶ設定時刻。

 その瞬間に、『Guernika:ゲルニカ』の天使狩りスレッドを荒らし、埋めて、監視していた人間の顔がユーストリームで視聴者にライブ中継される。

 

 サイトと掲示板のスレッドにURLを配布する準備は整った。

 地下の数十の液晶モニタとも連結して、まんまと誘き寄せられた監視者の顔が、一斉に並ぶことになる。監視カメラは、かがみさんから借りて、というか常に店とキャッシャーの奥、そして地下に回してある監視カメラの接続を僕のラップトップと接続して、上方からの映像が流れる仕組みになっている。僕は、駅前まで来ると、ノブナガに電話をした。


「こちら涅槃2、準備はできたか。どうぞオーバー?)」

「こちら変態ポチョムキン 、準備完了、整いました。どうぞオーバー


 ふざけたハンドル名にしやがって。とは思うが、実際こんな無線で使うようなやり取りで最終伝達事項を終えようとしてる時点で、僕の方にも、少し不謹慎な心の高揚があるのは否めない。

 

 準備、とは会場設営のことだ。ミコトの介抱で少し遅れた分、ノブナガに先に行ってもらうことにした。準備、とはいっても、ラップトップと監視カメラの映像をつなぐ作業、それを壁面のモニタ全体へと接続する作業は、既に昨晩二人でほとんど済ませておいたから、実質的には、ブレーカーまわりにのばしたコード(万が一の場合に備えて、暗闇にするため。もし犯人が予期せずこちらに反撃をくわえるような事態に陥りそうな場合は、一瞬で室内を暗室にして地の利を生かす、という戦法だ)と、全体を褐色に照らし出す200ルクスの照明器具を地下に運びこむ作業だけだ。後は、ノブナガ自身の準備、つまりメイクをして、《スタンガン天使ちゃん》に扮する女装のみだ。

 

 メイクや髪は、以前の天使狩りのインタビュー調査の時のように、ミココに頼んだ。XXXの制服は、友達にかりた。かがみさんには、押収したポルノをタテに、ラブラドールの臨時休業を実行させた。こんな文句だ。


「豆のできがわるいため、本日お休み致します」


 どこのラーメン屋だと思うが(スープの調子が悪いので、などと書く頑固系ラーメンが代表的)、これも失踪事件を解決するためだ。仕方がない。

 エレナは、話すと面倒なので、呼ばなかった。今頃、きっと布団にひっくるまって、理由もわからずに拗ねているに違いない。だが、まあこれも仕方ない。明日、チョコケーキでも買ってやれば、なんとかなるだろう。

 ユリア本物は、しらない。しばらく顔も見ていない。あとは、肝心な時に神出鬼没な彼女が、うっかりパーティ会場にまぎれこまないように、ただ祈るばかりだ。

 メール送信者のIPアドレスは、ユーザー名と対応づけられ、監視者の捕獲によるLIVE中継と同時に、《リアル》の開示情報が画面に公開されるようにプログラミングを組んである。

 だから、後は、武器の装備と自警の危機意識、そしてALSOKを呼ぶタイミングを間違わなければ良いだけだ。

 

 全ては、順調だった。

 

 だが順調に整っていく手はずとは裏腹に、僕は奇妙な胸の圧迫を感じていた。

 嫌な予感がしていた。


 ――ガッ、


 天上をモノレールが滑っていく。

 じきに暗闇の比重が増し始め、輝度の高い電飾の灯が視界に散らばる。

 繁華街だ。人々の高い声が、足音の隙間から零れ出し、しだいに自分の靴音を押し潰す。

 

 週末の夜だった。

 

 人々は、年が暮れていく際のお祭りごとに、浮かれていた。天球儀を模してつくられたドーム下。そこまで来たところで、スタンガンを持って立っていた、ユリアの顔が浮かんだ。

 今何をしているのだろう。僕は、やはりちょっと心配になって、もうすぐラブラドールに着くというのに、もう一度ノブナガに電話をかけた。


「本物のお嬢様百合亜はいないだろうな?念のため。どうぞオーバー?)」

「大丈夫、誰もいない」


 誰もいない?


「白百合百合亜だけでなく、いま地下には誰もいないのか?」


 寒さのせいか、自分の声が震えている。風の鳴る音が受話口に流れこんでくる。今、外だろうか。ノブナガはちょっと黙ってから、


「安心してなんだな、店には鍵がかかってる」


 ラブラドールには二種類の出口がある。一方は店の扉で、もう一方は裏口だ。いってしまえば、玄関と勝手口の関係に近い。


 だが家の勝手口と違うのは、ラブラドールの裏口は中からしか開けることができないようになっている、ということだろうか。しかも、それは店の入り口とは直接には繋がっておらず、キャッシャー裏の階段から降りた、地下フロアからしか行けないようなつくりになっている。裏口は外から開かず、また中から開けるにはいったん通常の入り口から入って、ラブラドールのラウンジをぐるりと迂回して地下から回りこまねばならないのだ。


 つまり、扉は二つあっても、鍵は一つだ、といえる。その一つ目の鍵、ラブラドールの喫茶スペース自体が施錠されていれば、絶対に内部に侵入することは不可能だ。


「じゃあいったい現場を離れて何をしているんだ、どうぞオーバー?)」


 とはいえ、予想はつくが。メイク道具がきれたとかだろうか。ミココの手際に、疑いはないものの、自分に化粧を施すのと他人、それも異性に行うのでは、勝手が違うだろう。つけまつげの長さとか。だがノブナガの返答は意外にも、


「チキンを用意している」

 臆病やろう、という意味か。

「これからクラッカーも買わないとなんだな……盛大に祝わなくちゃ、早すぎたクリスマス・カーニバルだから」

 ついでにケーキも買う気だろう。そして生クリームの口ひげをつけてふぉふぉぉいうつもりだろう。僕がそう指摘すると、

「な、なんでわかった」ガタガタ、とよろめく音が聞こえる。

「ま、まだくえる」ガタガタ、と動揺するミココの声が混じる。それで僕はひらめいた。

 要は、ミココがお腹を空かせたのだ。だから食料調達の必要が生じた、ということだろう。

 しょーもない……。まあ、もうラブラドールの目の前だからいいが。

「はやく買って戻ってこいよ。どうぞオーバー?)」

 裏口に回りつつ声をかける。


「了解ナリ」


 なぜか弱々しい口調でいって、ノブナガが通話を切ろうとした。だがそこで、僕はもう一度繰り返した。


「誰もいないのか?」


 自分の声が震えている。


「なにいってるナリ……だから誰もいない。何度も確認したって……、」


 だが、それは先ほどの意味とは180度異なっていた。

 誰もいないことを、願う気持ちからではなく、誰かにいてほしかった、という、縋るような思いだ。

 誰か、身内の人間が、ノブナガが外出する時点で中にいたのなら。

 いま扉が空いている理由も理解できる。


《《それにもかかわらず裏口のドアが空いていた》》。


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