第105話 凝り性 (3) 鍼(ハリ)
マッサージに勝るとも劣らない凝り性の治療法に、鍼(ハリ)があります。
鍼というと、針灸師が体の奥深くに刺し込む針を連想しますが、しろうとがそんな専門的なものを使うのは危険です。
私は皮内針を使います。
皮内針は、小さな画鋲のような形をした針で、その中央に1mmから2mmほどの短い針が出ています。それをツボの上に刺しておくのです。(これは売っています。⇒豆知識)
ピップエレキバンという商品がありますが、これもその1種で、磁気の作用というより、1点を押しておくその刺激で鍼と同じ効果が出るのだと、私は思っています。
針がなければ、つまようじの頭2mmくらいでも構いません。(←(^ω^)先端ではないよ)要は、皮膚を刺激するものであれば、何でもいいのです。
針は刺した後、皮膚に固定しておくために小さな絆創膏(1辺10mm弱の正方形のもの)を、その上に貼らなければなりません。よくお相撲さんが、背中に小さな四角い絆創膏を貼っているのを見かけますが、それは針をやっているのだと思います。
肩凝りの場合は、首のつけ根(うなじ)から肩にかけてのラインにそのツボがあります。展型的なのは、肩井(けんせい・首と肩先の中央あたり)というツボです。
やはり指で押して、「心地良く痛い」ところを見つけ、そこに皮内針を刺しておけば、1日くらいで効いてきます。(絆創膏には、私は日本製のバンドエイドの端を切り取って使っています。)
ところがいくら効果ありといっても、これには欠点があります。目立つところには、使えないのです。絆創膏を顔の上に貼っては、目立ってしょうがないですね。(←(^ω^)というより見られたもんじゃないよね)
そこで私が考案したのが、鉢巻き状にしたゴムバンドで、イボイボのついたゴムパッドをツボに押しつけておく方法です。(⇒豆知識に、部品の発売元を記しておきます)
取り外しが簡単で、両手が自由になるので、車の運転やパソコンもできて、大変重宝しています。
一見、頭に巻くバンダナ風に見えるので、車で遠出する時、運転中はそれをいつも愛用しています。人前ではまたまた「何?それ~」といわれてしまいますからできませんが、外で洗車する時くらいは、着け放しでやっています。
ただし注意してください。着け放しで 寝てしまった時に、あざができてしまったことがあるのです。着けるのは一カ所に30分以内で、痛くなったらゴムパッドの位置をずらしてください。
手前味噌ですが、このアイデアは大変優れものだと思ったので、実用新案を取りました。しかし残念ながら、会社に採用をあたってはみましたが、どこも商品化してくれるところはありませんでした。(←(^ω^)トホホ)
いくらこのようなたゆまぬ努力をしていても、時には疲れがたまって、肩が凝り、頭痛がしてきます。そういう時は鎮痛剤の出番です。
ロキソニンあたりが胃をおかしくすることもないので、私は愛用しています。
現在私は、病院ではレントゲン写真や内視鏡画像を診たり、家に帰ればパソコンをやったりして目を酷使していますが、女房にマッサージしてもらうことなく、快適に仕事ができています。
布団バサミ、皮内針、イボイボゴムパッドは、凝り性の私にとっては大いなる福音となっているのです。
* 豆知識
A)皮内針
1)商品名:皮内針
2)販売店:(株)クロシオインターナショナル http://www.hishin.jp/cont.htm
3)値 段:30針 1980円
B)イボイボゴムパッド
①鉢巻き状のゴムバンド
1)商品名:マジックベルト両端マジック付き
2)販売店:(株)カナケン http://e-kenkou.jp/
3)値 段:小60cmブルーKA-605 525円
②イボイボのついたゴムパッド
1)商品名:ユビラーク
2)販売店:(株)ソフケン http://www.sofken.net/yb.html
3)値 段:2個入り ¥378円
〈つづく〉
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