DIVAS

作者 狩本裕矢

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★★★ Excellent!!!

 私も田中芳樹リスペクトなので多数の人物の視点から描くのが好きではありますが、この作者さんのそれはもはや嫉妬レベル。ましてやこれだけの物語を見事にまとめ上げるその力量。頭の中ドウナッテンデスカ。

 主人公四人だけでなく、始まりは異なる平行線と思えた多数の登場人物たちのドラマが時に交差し、離れ、再び合流して絡み合いながら終息に向かっていく。これぞ群像劇の醍醐味。

 最初に目次を眺めると、エピタイから窺えるハードな内容に回れ右しそうになりますが(ぶっちゃけ私は一度引いた)作者さん独特ともいえる淡白な筆致にそれほど深刻にならずに読み流せます。

 あらゆる場所に設置されたオタクホイホイにいちいち引っかかりつつ(それもまた心地いい)怒涛のクライマックスから圧巻のフィナーレを迎える快感は、この長い物語に寄り添ってキャラたちを見つめて来たからこそ味わえるもの。

 どうぞどうぞ皆さまもご体感アレ。一話が短いので空いた時間にちょこちょこ読み進められますよ♡

★★★ Excellent!!!

第2巻まで読んだところのレビューです。長さ的には、1巻で文庫本1冊ぐらいの分量があるので、大体、文庫本2冊読んだくらいでのレビューということです。

四人の高校生を主人公にした、群像劇。四人それぞれのストーリーが絡み合ってゆきます。タグにはライトノベルとありますが、個人的には、ライトノベルというよりは、もっとハードな、一般文芸に近い作風と感じました。描写、ストーリー運び、共にしっかりしており、安心して物語世界の中に身をゆだねられます。

四人のストーリーは、どれも、かなり個性的なもの。そして、ストーリーの端々に、アウトローの香りが漂います。全体を通して、シリアスな雰囲気が覆っています。

また、作者独自の個性的な表現方法も面白い。htmlタグを文中に差し込むことにより、大文字や太字を表現するという試み。作品を読む際には、ぜひここにも注目してみてください。