黄昏のフリージア

作者 御子柴奈々

23

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★★★ Excellent!!!


この作品の根幹ともいえる『錬魔術』に関しましては既に素晴らしいレビューがあるので、それ以外で私のオススメポイントを書きたいと思います。

それは、個性派勢揃いのキャラクター達です!

主要なキャラクター達その一人一人に深く掘り下げられた背景があり、それを繊細に表現しながら、少しずつ読者に開示していきながら、物語も動いていきます。

互いの理想、思想をぶつけながら紡がれていく物語には、魅了されっぱなしです。

それぞれのキャラクターが内に秘めている感情を知っているからこそ、バトルシーンはより熱く、シリアスな場面はさらに研ぎ澄まされていく……

どれを取ってもハイクオリティな作品です。

より濃厚な作品をお求めの方、是非ご一読してはいかがでしょうか??

★★★ Excellent!!!

本作の魅力を一番に上げるとすれば、作中の『練魔術』の設定だ。
きわめて精緻な設定は、一切のご都合主義を許さない。
全て合理的な流れが、作中の厳密なルールに従って展開される。
『練魔術』とは、魔術とはいえベースは殆ど我々の知る科学であり、その作動原理は作者の高度な科学知識によって裏付けられている。

過去のある事件によって力を失った主人公は、いかにしてその圧倒的な力の差を覆すのか?
精神論、根性論で行けば主人公はとてつもなく弱い。
裏技(本来の意味でのゲーム用語として、プログラムの穴を突いた攻略法)によって戦うしかない。
それはまさしくハッカーの思考だ。
この点は我々の実生活においても、見習う必要がある。

ファンタジー小説を書こうというのであれば、やはりこのくらいの設定を用意したいものだ、と自戒せざるを得ない。

この先を楽しみにしています。