パラドクス

"ペンギン"を回収して、未来に戻った少し後


ラボにて


一樹「なんで自爆装置をつけたままにしたんだよ!?」


隆幸「自爆装置が主電源の役割も担っとるからや!」


一樹「な、、」


隆幸「わいもなんで自爆装置が付いとるのかわからんかった。これはそもそも自爆装置やなくて主電源やったねん」


一樹「そんな危険なもの扱えないぞ!」


隆幸「わかっとる!でもこれがないとこいつらは動かん!」


一樹「・・自爆しないようにできないのか?」


隆幸「無理や。表裏一体やねん」


一樹「こんなところでつまづくなんて、、」


隆幸「最後まで聞け。自爆するは変えられへん。でも自爆するまでのは変えることができる」


一樹「どうゆうことだよ」


隆幸「わいもよくわからん。自爆するための命令文、つまりコードは書き換えることができるってことや」


隆幸「だからこいつらが過去で生きる人たちに悪用されそうになった時、自爆の判断と規模をわいらが命令できるように段階的に書き換えた」


一樹「じゃあ俺たちが命令を出さない限り自爆はしないってことか?」


隆幸「そうゆうふうにしたってことや。これなら文句ないやろ」


一樹「・・・」


隆幸「なんか言えや」


一樹「いや、わるい。結果主義の隆幸にそうゆう考え方ができるとは思ってなかった」


隆幸「俺が誰と毎日おると思ってんねん。おまえらに影響されとんねん。ええ迷惑やわ」


一樹「・・せやな」


隆幸「無理して真似るな。気持ち悪いわ」


一樹「な、、」

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