はじまりはカラオケボックス
(回想)
あかり「こちら
隆幸「ども」
あかり「こちら一樹くん!」
一樹「どーも」
隆幸「あかり、普通苗字から紹介するやろ」
あかり「隆幸くんはね、とっても歌がうまいの!高校の時からみんなの前で歌ってるんだよ!」
隆幸「ムシかい」
一樹「どんな音楽が好きなんですか?」
隆幸「よく聴くんは洋楽やけど、邦楽が嫌いなわけではないで。英語好きやねん」
あかり「私と隆幸くんは関西の大学で知り合ったの。ほんとにすごいんだよ。見た目はこんなんだけど」
隆幸「あかり、おまえは一言余計や!」
あかり「かずきがやろうとしてるバンドのイメージにピッタリだと思うの!」
隆幸「あかり、無視はよくないぞ」
一樹「そっか。試すようで悪いんだけど、このすぐ近くにカラオケボックスがあるからそこで少し歌声を聴かせてもらってもいいですか?」
隆幸「かまへんよ」
あかり「ふふっ」
場面はカラオケボックス
隆幸「ほんで、何歌ってほしいん?なんでもええで」
一樹「じゃあ得意な歌を」
隆幸「だからなんでもええ言うてるやん!」
あかり「"Say Something"が聴きたい!」
隆幸「はいよ」
曲が流れ、隆幸が歌い始める
一樹「!?」
あかりはニヤニヤしている
一樹「すごいな・・・」
あかり「でしょ?」
歌い終わりマイクを置く隆幸
隆幸「他に聴きたい歌ある?」
一樹「・・いや、もう大丈夫です」
あかりはまたニヤニヤしている
一樹「明日時間ありますか?」
隆幸「あるよ」
一樹「もう一人あなたに会ってほしい人がいるんです」
隆幸「ええよ。それと隆幸でええ。敬語もいらん」
一樹「わかった。僕のことも一樹って呼んでくれ」
あかり「次わたし歌う!」
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