第10話
翌日学校の帰り道
「では、ベイフィールさんがこの学校に居られなく成らない様、私の家で勉強会を遣ります。」
と北条さんが言った。
「また急に。」
と紗理奈。
「せっかくの新入部員を逃す訳にはいかないでしょ?」
「本当に其だけ?」
と俺は北条さんに聞いた。何か企んでるんじゃ・・・まあいいか。
あの大きい家の 北条さんの家に着いた。北条が玄関の扉を開けると。
「お帰りなさいませお嬢様だに。」
とメイド服のニーニャが現れた。
「可愛いでしょ?」
と得意気の北条さん。
「キャー!可愛い!」
と大喜びの紗理奈。
「え!?」
「良いでしょ?丁度メイド服が余ってたから着せて、序でにメイド仕事もしてもらってるのよ。」
確かに可愛い。
「じゃあこの服ベイフィールさんの分。」
「え!?メイド服?」
「この前私にエッチな事仕様としたわよね。」
過大広告は良くない。
「わ、分かりました、着替えさせていただきます!」
北条さんの部屋で着替えさせられてしまった。いつの間にかSピーS団のみ〇るちゃんのポジションにさせられてる気がする。
「それじゃ初めましょうか。」
ピンポーン!
「は~い、何方様だに?」
ニーニャが1階のインターホンの受話器で返答したようだ。ニーニャが上がって来て
トントン
ガチャ
「ベイフィールさんと中山さんの知り合いと言ってる女の子が来ただに。」
「え!?私達の知り合いの女の子?」
と紗理奈が不思議そうに言った。
紗理奈はともかく、俺に親しい女の子の知り合いはクラスにはいないし、ここに居る事は誰も知らない。
「ちょっと見て来るね。」
と俺は2階の廊下のインターホンのカメラでその子を確認してみた。誰だ?その時ガイバーンのブレスレットから
「その女の子は私だ勇太。」
「ガイバーン!?」
この女の子がガイバーンだって?
「そうだ。」
「何で女の子になってるんだよ?」
「マテリアルチェンジして女の子のアンドロイドの体を作成して私のAIのデータを転送したのだ。これで勇太をコスプレさせて遊ばずに済むぞ。ガハハハハ!」
「なんかサラッと酷い事言われた気がするんだが・・・。其より、そんな事出来るんなら俺のアンドロイドを作ってくれよ。」
「勇太の場合はガラナの体に魂が固着しているから無理だ。まあ元の時代に戻ればなんとかなると思うが。」
「そんな~、所で何で女の子の恰好で来たんだ?」
「私も混ぜてくれないか?」
「え!?」
「中々楽しそうでわないか。」
「と言っても北条さんがどう言うか。もし良いと言われて一緒に勉強会を遣ったとしても
俺は北条さんにバレないかヒヤヒヤだよ。」
「どうしたの?」
と突然北条さんに声を掛けられた。
「知り合いの子が勉強会に参加したいと言うのだけど。」
「別に構わないわよ。ベイフィールさんの知り合いなら。」
北条さんが許可が出たのでガイバーンは、
2階の北条さんの部屋に通された。
「え!?」
と紗理奈。すかさず紗理奈にガイバーンだと
北条さんに分からない様に話した。
「初めまして、凱刃アンナと言います。」
と女の子ガイバーンが自己紹介をした。
「初めまして、私は北条亜里査と言います。敬語は良いから普通に話しましょう。」
二人は共にコスプレが趣味だと分かり、意気投合した。そして二人は北条さんの服でコスプレしあっていた。勉強会も終わり帰る事になった。
その帰り道、「ふ」と物思いにふけた 何時までもこうして紗理奈や北条さんと一緒に居たいと思った。このままこの時代の女として生きて行くのも、悪くないと時折思う。
しかし俺には使命がある。向こうの世界に戻って、獣魔がこの世界に来る原因を探り解決して、元の時代に戻り全てを報告しなければならない・・・・。
「ん!?」
急に紗理奈が軽くキスして来た。
「不純同性交遊しちゃったね。」
「う、うん。」
「何怖い顔してるの?」
「いや、紗理奈がアホな事しないか心配なだけだよ。」
「何それ。」
と紗理奈が笑って言った。
さあ、行こう。
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