第9話

「ごめん心配かけたね。」


約1ヶ月前、学校の帰り道期末試験が終わって、紗理奈と北条さんと井の頭通り沿いを歩いていた。


「紗理奈達って頭が良いんだね。」


「何言ってるのよ。貴方よくそれで内の学校に入れたわねぇ。」


まあ、不正入学だけどね。

ガイバーンが紗理奈のバカに唆されて、偽造

して入学したからね。


「ベイフィールさんは偶々気が抜けてただけよ。何時もかも知れないけど。」


「おい!」


紗理奈め容赦がない。


井の頭通り沿いを吉祥寺方面に紗理奈と北条さんと歩いていると、猫が道を渡ろうとしていた。


「危ない!」


俺は突先に猫を捕まえに走って捕まえたが、車の前まで出てしまった。


キャーーーーーーーーー!!


キーーーーーーーー!!


紗理奈達の悲鳴と車のブレーキ音。

車は手間で止まった。猫と俺は助かった

けどドライバーにこっぴどく怒れた。そして紗理奈と北条さんにも。


「何遣ってるの!また貴方無茶して!この間の化け物の時も貴方が行っても仕方ないのに突っ走って!」


「ごめん。」


「其にしてもこの子可愛い!」


「あら?この子頭に角が生えてないかしら?」


俺が助けた猫を抱き抱えていると、紗理奈と北条さんが撫でていた。


「ん?この猫・・・あ!その猫に刺激を与え過ぎないで!」


「え!?何で?」


ポン!


「ビックリしただに。」


助けた猫が人型になった。


「え!?」


紗理奈と北条さんは驚いていた。思い出した、この猫は向こうの世界の猫だった。


「この子・・・・あの化け物と同じように来たのかしら。」


と北条さんが言った。


「かも知れないね。」


と紗理奈。


「これはUMAね、良い研究材料を手に入れらたわ。」


と、北条さんが目を輝かせていた。俺もバレると北条さんの研究材料になってしまうのか。しかも監禁されコスプレ去れ捲られそうだ。


「化け猫になっても可愛い!あなたの名前は?」


と紗理奈が化け猫に聞いた。


「ニーニャだに。」


「内の子にしたいけど内にはもう居候のベイフィールさんが居るし、内のアパートはペットはダメだし。」


すいませんね。


「中山さんはベイフィールさんと同居して居るの?」


「そう。」


「ベイフィールさんに襲われて無い?」


「ちょっとちょっと!それじゃ私が無節操の色情狂女じゃない!」


「この間、私を裸で押し倒して・・・キス

・・・までしたでしょ。」


「だからあれは事故、北条さんも分かってるでしょ!」


「やっぱり事故じゃなかったの?」


絶対コイツ等分かっててからかってるだろ。


「で、中山さんは不純同性交遊はしていないのね。」


「うん、まだよ。」


「紛らわしい言い方するな!」


「へへ、ごめ~ん。」


「内来る?」


と北条さんが化け猫に聞いた。


「元の場所に戻りたいけど戻れないだに。」


「元の場所に戻れる迄内に来る?」


「行くだに。」


「それじゃこの子は私が預かるわね。」


人体実験去れないか心配だ。





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