デッド・オア・アライブ・オア・ネイビー

作者 るび

15

7人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★ Very Good!!

学校を舞台とした、少年によるゾンビとの戦いを描いた作品。
校舎に響く叫び声が、少年にとっての絶望の始まりだった――

冒頭に登場する幼馴染の存在が主人公の頭の中で足枷となっていて、主人公の行動を制限させる。子どもらしさと正義感が抜けない年頃の心情を細かく描けていると感じた。

★★★ Excellent!!!

ホラーにあるべき適度な描写の不足感(これは技量が足りていないということではなく、あえてわからない状態をつくって読者の恐怖感を促進させる手法という意味で)に優れ、次に何がやってくるかというお化け屋敷に閉じ込められたかのような感覚、いわばパニック状態を臨場感をもって味わうことが出来ます。とはいえ、物語の骨子はいわゆる学園ゾンビものっぽい王道でもあり、万人が楽しめる作品です。最近流行のご都合主義じみたスーパーなキャラクターや魔法で一発解決なんてものもなく、理不尽が次々と起こり、先の読めない展開は骨太です。

★★ Very Good!!

主人公が取り残された状態は絶望でしかなく、その絶望をどのように乗り越えて行くのか楽しみです。
また、物語の謎が解けどうしてそのような状況に主人公が置かれたのかという事をどのような文で表現されていくかに期待しています。
心理描写がきちんと描かれており動揺や焦りといった感情が良く伝わって来てやすく、そこが良いところだと思いました。