10月16日 世界食糧デー
やあやあ諸君。
私の名はいずく。いずくかけると申す者だ。
諸君らは今日と言う日を如何にお過ごしだろうか。日々は刻一刻と進む二十四時間の連鎖であるが、それは円環ではなく螺旋であり、繰り返しではなく積み重ねである。だがしかし、中にはどうもそれを理解していない者が多い。
私の話を聞き入れ、今日と呼ばれる日が先人達が積み重ねた如何なる日なのかを知らば、諸君らの過ごす毎日にも色が付くのやも知れぬ。
本日2017年10月16日は「世界食糧デー」である。
世界食糧デーは国連食糧農業機関が1981年に制定した国際デーの一つであり、開発途上国等での栄養失調や飢餓について考える日である。
日本にいれば当たり前に食事がとれる。だが、そんな当たり前が訪れない国もある。舌の肥えた我々は、ついあの店はうまくないだの、この新商品はハズレだのと言ってしまうが、食べれる時点で全てうまいと感じるべきだ。
我々の主食は主に炭水化物であるが、食料危機の解決策として、今、昆虫食が話題に挙げられているのをご存じだろうか。
タンパク質や脂肪、ビタミン、ミネラルなどが豊富で、健康的な食用資源とされている昆虫。日本でも昔からイナゴやザザムシ、蜂の子などが食べられてきた。
昆虫食と言うと、ゲテモノ料理を連想されるかもしれない。
漫画、『監獄学園』ではバッタのかき揚げ丼が出てくるが、実際にトノサマバッタを素揚げにするとエビに似た食感になりおいしいんだとか。
料理研究家の方が作った昆虫食の献立も、一見普通の料理と変わらなく見え、知らないで出されたらうまいうまいと食べれそうなもんである。
なまこやイカだって最初に食べ始めた頃は周りから白い目で見られていた事が容易に想像できる。これからの時代を思えば、昆虫食に挑戦するのも面白いかもしれない。(私は絶対に食わない)
今日は世界食糧デー。特別な一日である。
我々は本日を祝福し、過ごさねばならないだろう。
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