50 番号、鎌、それっきり
死神は金の絨毯の上に立っていた。風が通ると穂が揺れ、さざ波の音を立てる。死神は鎌を掲げた腕に力をこめ、振り下ろした。最後の鎌を。これで地上の生物はすべて死に絶えてしまった。死神は星の番号を塗りつぶし、次の星に飛び立った。それっきりこの星には誰も存在しなくなった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます