第687話尊きこと

清少納言先生:今日は、尊いもの、つまりあり難きもののお話です。

舞夢    :了解しました。


尊きこと。

九条の錫杖。

念仏の後の回向文。


清少納言先生:はい、お疲れ様。

舞夢    :九条の錫杖は、法要の時に使うのですか?

清少納言先生:柄の短い錫杖を振って唱えます。偈を一条ごとに九条鳴らすのでその名がつきました。

舞夢    :念仏の後の回向文とは?

清少納言先生:回向とは、自分の積んだ功徳を他に巡らせて、仏果を得るもとになるように祈ること、その雰囲気が尊いのです。




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