第503話好き好きしくて(1)
清少納言先生:今日は、色好みの男性のお話とします。
舞夢 :了解しました。訳をしてみます。
色好み、つまり多数の女性と関係を持っている男性が、昨日の晩はどこの女性の家に泊まったのでしょうか、明け方近くに家に帰ってきて、そのまま起きています。
眠たそうな様子ではあるけれど、硯を手元に引き寄せて、心をこめて墨を磨り、適当ないい加減な感じではなく、しっかりと考えて後朝の文を書いています。
そのくつろいだ姿が、なかなか雰囲気を感じるのです。
清少納言先生:はい、そこまで。
舞夢 :まさに絵にも描けそうな風情ですね。
清少納言先生:一晩を愛し合って過ごし、少々の疲れがあっても、後朝の文だけは決して欠かさない、それが色好みで女性にモテる基本です。
舞夢 :なかなか・・・今の時代では難しいかなあ。
好き好きしくて(2)に続く。
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