第461話女は

清少納言先生:今日は、女性として憧れる官職についてです。短いので、そのまま説明をします。

舞夢    :了解しました。よろしくお願いします。

清少納言先生:女性として憧れる官職としては、内侍のすけと、内侍です。

内侍のすけは、内侍司の次官のこと。定員は四人。もともとは従六位相当でしたが、その後に従四位相当となりました。奏請や伝宣を仕事として、帝がお渡りになる時には、神器を持ちます。長官には上流の貴族の女性がなります。内侍のすけは、それほどではなく、中流の貴族の女性としては、本当に望まれた仕事です。

内侍は、内侍司の三等官。これも定員四人。もともとは従七位相当、その後に従五位相当となりました。この仕事も、奏請や伝宣となります。

ともに局としては、温明殿の賢所で、ここを内侍所とも呼びます。

神鏡の守護も仕事でした。

舞夢     :確かに帝の近くで、政治的に重要な仕事ですね、栄えある女性に見えます。

清少納言先生:深窓の令嬢だけでは、知りえない世界と思います。

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