第415話苦しげなるもの
清少納言先生:今日は辛そうに見えるもののお話です。
舞夢 :了解しました。訳をしてみます。
辛そうに見えるもの。
夜泣きということをする乳児の乳母。
愛人を二人持ち、両方の女から責められている男。
手強い物の怪の調伏を依頼されている験者。
験がすぐに現れればいいのだけれど、なかなか現れなくて、やはり他人からの物笑いの種にならないようにと念じているのは、本当に辛そうに見える。
ものすごく嫉妬深くて疑い深い男に、深く愛されている女。
摂政・関白の屋敷づとめで主人に信頼されている人であっても、安心はできないと思うけれど、それはそれで仕方がないと思う。
苛ついている人。
清少納言先生:はい、お疲れ様。
舞夢 :これは、全てその通りですね。
清少納言先生:まあ、そういう人は、傍目でわかります。
舞夢 :ほぼ、その人の表情にあらわれます。
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