第412話えせものの所得るをり(1)

清少納言先生:今日は、えせもの、つまり本来以上に立派になったり権威を振るうものについてになります。

舞夢    :了解しました。訳をしてみます。


本来以上に、立派になったり権威を振るうもの。

正月の歯固めに使う大根。

帝の行幸に際して乗馬して供奉する姫大夫。

御即位式の折の御門司の女官。

六月と十二月の末日に、竹を用いて帝の御身長をお測りする役の女蔵人。


清少納言先生:はい、そこまで。

舞夢    :正月に歯固めの儀式で使われるのは?

清少納言先生:はい、鮎、猪、鹿、それから瓜と大根です。瓜も野菜ですが本来の時期ではないので、高価です。大根は旬の時期なので安価なものです。

舞夢    :お即位の式の御門司の女官とは?

清少納言先生:はい、高御座に絹蓋をさしかけます。



えせものの所得るをり(2)に続く。

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