第300話絵に描き劣りするもの

清少納言先生:今日は絵に描き劣りするもののお話になります。

舞夢    :了解しました。訳をしてみます。


絵に描くと、現実の姿よりも見劣りするもの。

なでしこ。

菖蒲。

桜。

物語の作中人物で、素晴らしいと表現されている男や女の容姿。


清少納言先生:はい、お疲れ様。

舞夢    :これもわかりやすいお話です。

清少納言先生:絵師の技術もあるけれど、実物以上には描けません。



絵巻文化に対する清少納言の率直な感想だと思う。

やはり清少納言の感性は、素直にして鋭いものがある。

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