第129話暁に帰らん人は(1)

清少納言先生:今日から朝帰りの男君の話です。ご経験は?

舞夢    :えっと・・・いきなり・・・訳します。


夜明け前の暗いうちに、女性のもとから変える男君は、身なりなど整える必要はありません。

烏帽子も元結も、ヨレヨレで結構。

直衣とか狩衣も、着崩しで十分、見ている人なんていませんしね。

男君の姿はね、夜明け前の後朝の別れ際の雰囲気が大切なのです。


清少納言先生:はい、お疲れ様。

舞夢    :・・・つまり精根尽き果たしてですね。

清少納言先生:それくらい、可愛がってもらいたいものなの、女ってね。


これは、ゾクリとする話。

そういうものなんだ・・・

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