第127話滝は

清少納言先生:今日は滝の話です。

舞夢    :よろしくお願いします。訳をしてみます。


滝は、まず音無の滝。

布留の滝は法皇がご覧になろうとして御幸されたこと、それが本当に素晴らしい。

那智の滝は熊野にあるということ、それが心に響く。

轟の滝は名前からして、どれほどすごい音で、恐ろしいのだろうか。


清少納言先生:はい、お疲れ様。

舞夢    :音無の滝は京の大原と紀州にありますが、どちらですか?

清少納言先生:京の大原になります。名前が面白くて書きました。

舞夢    :布留の滝は、奈良の天理に瀧本という町があります。

清少納言先生:へえ、残っているんだ、それは良かった。

舞夢    :この法皇様は?

清少納言先生:花山法皇様でです。熊野詣もなされています。


清少納言先生独特の名前から来る連想で、書いていると思う。

直接、滝に出かけたわけではないので、記述も短い。

こういう書き方も、枕草子の特徴になる。

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