第45話にくきもの(7)

清少納言先生:続きをお願いします。

舞夢    :了解しました。


眠いと思い、横になったのに、蚊が細い声で羽音もか細く、顔のまわりを飛び回る、羽音そのものまで、その身相応に感じられて、本当に憎らしい。

ギシギシ軋む車を乗り回す男も憎らしい。

自分の耳にその音が聞こえないのかと思うと、より憎らしい。

私が乗った車で軋む時も、その車の持ち主も憎らしい。


清少納言先生:はい、お疲れさま。

舞夢    ;蚊の話も、車の話もわかりやすいです。

清少納言先生:舞夢君の時代は、蚊帳ってあるの?

舞夢    :いや、あるのかなあ、地方とかだと残っているかもしれない。

清少納言先生:時代が変わったんだね。

舞夢    :車の整備不足は。多少見受けられる程度です。

清少納言先生:舞夢君の時代に行きたくなりました。

舞夢    :ベストブロガーになります、きっと。


清少納言先生は、現代にも興味を示してきた。

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