つまり、タイムリープは出来ないってこと

作者 水鏡月 聖

タイムリープではない、けれど限りなくそれに近いモノ

  • ★★ Very Good!!

タイトルにもある通り、タイムリープはできない。
けれど、タイムリープに近いようなことはあるよね? という感じで、短編集として、それぞれタイムリープに限りなく近いものが題材とされ、物語が展開されていきます。
例を出すとすれば、写真のようなものでしょうか。
写真というのは時を止められるわけではないけれど、その画像一枚には確かに時が止まったように、その瞬間が刻み込まれています。
これがタイムリープのようなもの、というわけです。まあ、本編はもっと濃い内容ですので安心してください。
タイムリープとタイトルにあるものの、基本的には現実的な内容で(賛意両論あります)、現代ドラマなどのジャンルが好きな方でも読むことが出来るのではないでしょうか。


個人的には第一章と最終章が好きです。

やはり、一章が一番きれいにまとまっていますし、なにより、導入なだけあって、ひきこませる要素が強いです。
あとは、最終章。
最後のセリフはおそらくこの作品を表しているのでしょう。登場人物の名前を覚えるのは苦手で(それぞれの章を読むのに時間が空いていたのもあったのでしょうが)、全然気づきませんでした。
伏線回収、というのも綺麗で、作品全体としてもまとまりがあってよかったです。

皆さん、ぜひご一読を。

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