bitter sky     【月に願うこと】番外編2

作者 桜井今日子

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★★★ Excellent!!!

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好き好んで秘密にしたかったわけじゃない。
好きな人の傍にいたい。
でもその人が大切だから、悩んで悩んで。それを遮るのもまた、相手を想う気持ちだったりする。
描写から仕草から言葉から、痛いほど想いが伝わってくる。

こんな恋にあなたもきっと、引き込まれてしまう。

★★★ Excellent!!!

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許されぬ恋と知りながら、心と身体を重ね合う二人を描いたワンシーン。
逢瀬を繰り返す度に少しずつ満ちていく想いが、美しくも切なく描かれています。

「月に願うこと ~ wish upon a moon ~」の番外編ですが、単独作品としても読めます。
(結末が気になる方は、本編を手に取ってみてください)

さんがに★で称えました

★★★ Excellent!!!

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あたたかみの残るオレンジ色の夕焼け、その裏側は、冷えたブルーの空。
月は何も語らず沈んでいく——

どこか切ないその光景は、まさに、今の二人の関係を現しているかのよう。


本編『月に願うこと ~ wish upon a moon ~ 』の甘い味と、苦い味が濃縮された短編です。
こちらと本編、合わせてお手に取られることをお勧めします。

★★★ Excellent!!!

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筆者の長編小説の宣伝短編です。

ですが、この短編、長編のあらすじを表しているだけでなく、きちんと彼らの物語を語ってくれます。

不倫だからこそ、感じ取れる心理描写。

普通の恋だけでは感じられない哀愁、文字通り堕ちていく彼女の心に目が離せません。

明るく軽いタッチもグッド! 物語を重くし過ぎず、次へ次へとスクロールさせてくれます。

次の話にも期待して、星3つ送らせて頂きます。

★★★ Excellent!!!

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大切に想う人と、守らなければいけないもの。
その間で揺れる女性の気持ちを、夕暮れ時の空の描写と重ねながら切なく語る短編です。

世間的には悪いことだとわかっている。
続けてはいけない、続けられないことだともわかっている。
けれども、わかっていても片付けられない気持ちがある。
選ぶべき道と選びたい道の間で引き裂かれそうになる。

想い合う二人の甘いひとときに微笑ましくなりつつも、気持ちだけでは突っ走れない大人の立場ゆえの苦しみが胸を塞ぐ、カカオ70%以上のほろ苦いチョコレートのようなお話でした。

この二人の結末は、ぜひ本編の『月に願うこと ~wish upon a moon~』にてご確認ください。

★★★ Excellent!!!

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たった一人の人しか、愛してはいけない。
それは、本当は不自然な決まり。
——この物語を読んだ後、こんな思いが心に残りました。

愛する人を一人に絞りなさい、なんて。
それが必要な決め事であることは、よくわかる。
でも、人を好きになるその感情を、別の人に対して起こしてはいけない——?
湧き上がってしまう思いを、どうやって殺すのか。
もしかしたら——とても難しいことを、私たちは強いられているのかもしれない。

主人公の抑えがたい心の揺らぎは、読む者をそんな感情へ強烈に引き込んでいきます。

夫と子供以外の人を愛する。
決して許されない、それでも留めることのできない、その思い。

自分を戒める自分と、人を愛したい自分が激しく闘う。綺麗に割り切ることなど、決してできない難問。

強烈に切なく、深い苦味のある物語です。

★★★ Excellent!!!

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『月に願うこと〜wish upon a moon〜』の番外編である本作品は、本編の中の一コマを切り取ったもの。本編の主人公である美和さんの想いを更に深く感じとることができる。

日常と比べると非日常は魅力的に思える。非日常が自分にとって大切なものになると、余計にそう感じてしまう。

「どっちも、じゃダメ」

日常と非日常の温度差は明らか。自分が欲しいものは決まっている、でもそれは許されないこと。

日常と非日常の間で揺れ動く彼女の心を透明感のある文章が代弁する。

彼女の想いの行方を、月と一緒に追いかけてみてはいかがでしょうか。