風にゆれる かなしの花

作者 清久 志信

落ち着いた大人のすれ違い恋愛譚

  • ★★★ Excellent!!!

全体的に落ち着いた雰囲気の、美しく流れるような文章でつむがれる恋愛模様。
ああ、素敵だなぁ……と読み進めていくと……あれ?
もしかしてこの2人、すれ違ってるーーー!!??

くあぁ……!もどかしい!非常にもどかしい!!
しかしなんというかこう、この2人には余計なことをしたくない感があって、素直にその様子を見守りたくなってしまいます。
ああー、そうじゃないよー!と思いつつも、でも邪魔してはいけない……静かに見守ろう……という、ある種の安心感?とでもいいましょうか。
きっとそれは、お互いに誠実で、お互いを深く想っていることが読者にもわかるからなのでしょう。
素敵すぎる……。

ドーン!と派手な展開があるわけではありませんが、それゆえに丁寧に描かれる2人の心情、そしてその行く末に、とても引き込まれます。
最後まで読んだらもう、なんというか、読者の心に春がきます(笑)
あたたかな光あふれる、春のそよ風のようなラストシーン。
はぁ……素敵すぎる……。
末永くおしあわせに……!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

井中まちさんの他のおすすめレビュー 112