夢のような時間。ー7ー


放課後になると、和樹が委員会なので終わるまで私はユキちゃんと語る事に。


「本当良かったねー!透子!おめでとう」


「ユキちゃんのおかげだよ!本当ありがとう。あと、たくさん心配かけてすみませんでした」


「いえいえー!透子の幸せはあたしの幸せ!でもさ、まさか彼氏の家にいきなりお呼ばれするとは」


「私もびっくり。頑張らなきゃ」


「でもさ、藤宮くんって本当彼女大事にしそうだよね。あんな男子なかなかいないよー?」


「私には勿体無いくらいの人だよ」


「爽やかでピュアで優しくて可愛らしい子だもんね。透子が引っ張らないとね」


「え!」


ピュア・・・?


私の頭に浮かぶのは意地悪な笑みを浮かべる和樹。


彼をよく知らない人にはそう見えるんだ。


しかもどっちかっていうと私が引っ張ってもらってる気がする!


ちゃんとしなきゃ、私。


私が年上なんだから!


そう決意を新たにした時だった。


「透子ちゃん!」


え?


愛未が私の元へ。


「話があるの」


愛未は真剣な表情で言った。




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