はじめてのおべんとう。ー12ー
「ご馳走様でした!」
「ありがとう。全部食べてくれて」
「透子先輩の料理は世界一ですね」
「そんな!もっと上手な人いるよ!私のなんか焦げてたり、色々問題が」
「大好きな人が作った料理ですよ!俺にとっては世界一なんです」
だ、大好きな人!?
「あはは。ありがとう」
「そうだ、透子先輩」
「はい?」
「今度の日曜、空けておいてください」
「へ?藤宮くん?」
「ーー俺とデートしてください」
「えっ!えぇーっ!?で、デート!?」
「俺が可愛い後輩じゃなくて一人の男だって分からせてあげますよ。先輩」
藤宮くんはにやっと笑って言った。
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