世界が終わっても、恋は。



まずタイトルが、語呂よく綺麗なので惹きつけられます。これがもしかしたら一番大切かもしれない。
全体としては、世界が終わる最後の日にデートをするカップルのお話。実際、こんなカップルいっぱいいます。カフェ行って、水族館に行って、これだけなら普通のデート。
でもそこに世界が終わる、とくるからどうにも切ないやら愛しいの気持ちが湧き上がってくる。

これは勝手な解釈ですけど、SFである意味をちゃんと持っているなと感心しました。現代社会からいたずらに遠くしたわけじゃない、隕石なんか落ちなくても度合いの違いはあれ現代社会は停滞してるんだから。それを訴えた上で、KANみたいなこと言いますけど、「必ず最後に愛は勝つ」を示してくれた。
それが個人的には、ポイント高かったです。

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