男尊女卑

人類10万年の歴史のうち、99,950年は私たちの先祖様は「社会から要請された役割」を演じることをある意味強制されてきました。


その一つが男女は夫婦となり、子供をもうけることでした。


こうした役割を強制されたのは、ひとえに共同体ないし社会が成立する為でした。

共同体の中では、それぞれが好き勝手なことをやってしまうと立ち行かないのです。


特に食料を担う農民の存在は非常に重要でした。


農民の人口が減ることも避けなければならない。


このため、子供をつくり子供が土地を継ぐことで農地を安堵する政策がとられてきました。


農業においてもそうですが、食料を生産する主体は力が強い男性の役割です。


この男性の力をフルに使わないと食料生産が滞ってしまう。


そこで必然的に家事育児などの仕事は女性のものとされるわけです。


そしてその役割に応じた性質を担わなければならなかった。


例えば男の子の場合はイトーハムの昔のCMで有名な文言がありましね。


「わんぱくでもいい、たくましく育て」


これはまさに昔の望まれる男の子像なわけです。


これに対して女性はどうかというと、


「うる星やつら」にも出てきますが、


しのぶ


という名前が付けられる感じです。


しのぶですよ?


忍。耐え忍ぶ。


要は表にしゃしゃりでないで、男性の後ろでおとなしくしてろって感じですよね。


これは実はいまだに九州などではこの発想です。


九州に行くと驚きますが、女性は男性より先に料理に箸を付けないんですよね。


もう徹底されています。


東京の女性からしたら「はあ?」って感じでしょうね。


私にも娘がいますけど、そんなこと言ったこともありません。


でも、明らかに九州では子供の頃から女の子は「お父さんや男兄弟よりも先に箸をつけたらいけません」と躾けられていると思いました。


福岡あたりはもう違っていると思いますが、他の地域では


「女が大学に行くなんて」


という発想はいまだにありますよ。


まさに男尊女卑時代が続いている感じです。


私の知り合いの女の子(まだ20代)は親から勘当同然に東京に出て来て東京在住の叔父を頼って大学に通っていましたしね。


「娘が大学に行くなんてみっともなくて近所に言えない」


という「母親」の発言にブチ切れたらしいです(笑)


これが「現在」でもあることなんですよ。


つまり、女性は社会的役割として


男性を陰から支え、善き母として子育てし、家事にいそしみ家庭を守る。


ということが望まれてきたのです。


それは実に10万年のうち99,950年も長きに渡ってですから、政治家などにもこの感覚が抜けず「女は家庭をうんたら」と演説して炎上することが絶えない訳です。


私がSNSで少子高齢化の話をした時に、それなり世間的には有名な会社の社長さんから


「女性が子供を産むのは義務です」


と書いて寄こしましたしね。


義務なのかよ!


と心の中でツッコミいたしました。


このように共同体や社会から男性はたくましく力があり、生産能力が高いことが要求され、女性はその男性を助け、次世代の子供を産む役割を

「押し付けられた」

とも言えるでしょう。


ですから、江戸時代などは子供が出来ない妻を「石女(うまずめ)」などと蔑み、三行半(離婚)の理由になった。そしてその女性は一生日陰者として生きていかなくてはならなかったのです。


ところが、この50年で世界は激変してしまいます。


そのことによって社会から要請される女性の役割が変化していくことになります。





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