丘を巻く

作者 黄間友香

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★★★ Excellent!!!

「作者様の世界観全開」などと書いてしまうと悪口のようになってしまうので、何が作者様らしいのか考えました。
その結果が、「ひとこと紹介」の一文です。
作者様のちょっとした心の引っかかりが詩の題材となり、詩の世界を展開しています。
多くのかたに読んで頂きたいです。

★★ Very Good!!

あなたにとっての感情って、なんなんでしょうね
この作品は作者の人生における心情と感情、そして思い。似て非なるものが、ありふれたものを題材に描かれています。
あなたが普段抱く葛藤や怒り、遣る瀬無さ、あなたの心情を、この作品は代弁してくれるかもしれません。
そんな、泣きたくも笑いたくもなる作品集です、どうぞご覧あれ。

★★★ Excellent!!!

「そんなもの」「湿疹」「ピエロ」「短調」「布団」「タグ付け」「言葉にならない」「夜の散歩」「醜」。

この作者は私の鏡なのか?と思わせるような、この心に迫ってくる突き刺さってくる言葉の破片。

短い詩の中にさらりとこめられた、時に冷めた、時に柔らかな視点。
上にあげさせて頂いた詩のタイトルは、私が個人的にとても共感した作品ですが、作者の奏でる言葉の旋律はそれを読む私の心をざわざわと揺さぶりました。いえ、揺さぶるというよりも、ちょっと眩暈がしたくらい。

「言葉にならない」特にこの詩は好きです。それこそなぜ好きなのか言葉にできないくらいに。

割れたガラスの上を歩くような傷みも、早春の日差しのような慈しみも、そして人の中にある業のようなもの……それらを全て包み込んで、さらりとしかし鋭利に投げかけてくる言葉の数々です。

この作品たちを読む方々の心のどこかに、何気なく引っかかって、そしていつまでも気になってしまう作品だと思えました。

★★★ Excellent!!!

心に浮かぶ想いを、素直な言葉で編んだ詩集です。
奇をてらうことも、難解な表現を使うこともなく、それでいてハッとさせられる言葉が丁寧に紡がれています。
「ピエロ」の章は特にお奨めです。この詩は人の喜怒哀楽を、道化師を用いることによって読み手の心にしみ込んできます。
とても読みやすいのですが、それは文字の羅列が安易であるということではありません。
作者の想いが詰まった詩集。ご覧になれば、知らず共感される自身を発見できることでしょう。