第46夜 夢のあと

2017/1/31

ありがとう、君のお陰で毎日癒されているよ。助けられている。という嘘を付いた。


本心は、実家の敷地内で首を吊れば迷惑は最小限に抑えられるかどうか。遺書は2通。1通はポストへ。事前に縄を買っておく。スマートフォンは初期化し、バックアップも削除。オーダーメイドで仕立てたシャツとマオカラーのスーツを着よう。などと考えている。



やはり日々に耐えられない。答えは2択。諦めか、死か。

例え何週間後かに幸せが待っていたとしても、僕はそれを待てない。待っている間に気が狂いそうだ。


私に甘えても良いですよ。と冗談交じりに言った彼女は、恐らく僕の事を勘違いしている。決して良いものでは無いし、思っている以上に違和感を感じる。

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