第31夜 キラーチューン

2017/1/9

いい具合に感情が死んでいっている。

今迄、恋愛を恋愛でしか上書き出来なかったが彼女のお陰で落ち着いてきている。


数日、連絡を絶っている。決して忘れてはいない。

彼女が僕を、僕が彼女を想っていると勘違いしておく事で穏やかな日常を得ている。


休日、読書をして昼寝をして、夕食を用意するために、鍋を火にかける。ボウルにミンチと調味料を入れ、粘り気が出るまでこねる。


平穏を保ちたい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る