第14話 光を放て! 白雪の奮闘!
白雪の後に続き、
着地した
「
まっ逆さまに墜落していく彼女の様子に、船上で
だが、はじかれたように白雪が素早く光の矢を放つと、それは高速で宙を飛び、海面スレスレで
光の矢はそのまま彼女を運び去っていく。
あまりにも鮮やかなその技術に
針の穴を通す正確さと自由自在に矢を操るその力は、幼少の頃より英才教育を施されてきた白雪ならではの技術だった。
同じ事をやれと言われたら
光の矢はそのまま
「この衣の防御力のおかげもあるだろうが、それにしてもしぶとい娘だ」
そう言った
そんな彼女の目の前で白雪が駆け出す。
「姫さま!」
「3人を頼みますわよ。
「無茶です! 姫さま!」
だが
海風が白雪の
「
白雪は怒りに
オロチとの距離はわずかに200メートルほどである。
小鬼らとの戦闘やヨンスとの果し合い、そして
一連の行動で白雪の体力は
白雪は自分を奮い立たせ集中力を研ぎ澄ませると、今日すでに数千本は放っている光の矢をその体の周囲に無数に展開する。
白く輝く矢の先端は、全てオロチに狙いを定められていた。
一方、弾き飛ばした
「次の相手は狩人の娘か。面白い。遠距離射撃を得意とする相手にどのように対処が出来るか試させてもらおう」
そう言うとヒミカはオロチの頭を白雪の方向へと転じた。
ヒミカにとってこの戦いは試運転であり、ただ戦って勝つだけではなくオロチに何が出来るのかを見極める必要がある。
色々なタイプの敵と戦えることは何よりの収穫だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます