第13話 転生なるか? 白雪の賭け
「打てる手は打ちました。あとは
そう言った白雪の顔は言葉とは裏腹に不安がありありと表れていた。
命を落とした
本来ならばもっと長い時間をかけて白雪の体内で妖力を練り上げるべきだったのだが、準備期間が短すぎたのだ。
息絶えた
白雪は胸によぎる不安に重苦しいため息をついた。
「姫さま……」
本来、転生の施術は生きている相手に行うものであり、すでに絶命している
心配停止状態の
転生術は死者を蘇生させるための術ではないからだ。
転生術については行うのはもちろん、実際に見るのも初めてのことなので、決められた手順以外のことは分からない。
本当に
だが、このままここにいても
白雪は立ち上がると
船の外からは戦闘によるものと思しき音が聞こえてきた。
「先に戦場にまいりますわ。
そう言って白雪は再び戦場へと舞い戻っていった。
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